禁断の酒 [フランスのグルメ]
専用のグラスとスプーン付き。スプーンは穴あきで、湯豆腐用のお玉のよう。大ビンは飲んでしまったのですが、小ビン(200cc)が残っていました。
芸術家の頭をおかしくするという、この悪名高きお酒。メーカーのパンフレットにはこんなことが書かれてあります。
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約一世紀の間、発売が禁止され
様々な議論を呼んだ「緑の妖精」が
いくつもの困難を乗り越えて戻って来ました。
本物の食前酒Libertine
このアブサンは生で飲むものではありません。
昔ながらの儀式に従い調合して飲むものです。
グラスのそこに少量のLibertineを注いで下さい。
グラスの上に専用のスプーンを置き
その上に角砂糖をのせ、
良く冷やした水をゆっくり砂糖の上にたらして下さい。
砂糖は水をふくみ徐々に溶け出します。
この甘い水がスプーンの穴から落ちて行き
ゆっくりLibertineに混ざります。
砂糖が溶け終わったら
水とアブサンが理想的な割合で混ざったことになります。
アブサンはただ飲むというものではなく
親しい友と味わうものなのです。
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このとおりちびちび飲んでみましたが、依存にもならなければ、インスピレーションが泉のごとく湧いて来るなんてこともありませんでした......。
アブサンについて詳しく知りたい方は下記をクリック。
Libertineは、アルザス地方のラプートロワという町のスピリッツ博物館で入手できます。
パリ→ストラスブール→コルマール (列車で3時間ほど。ストラスブールまでTGV)
コルマール→ラプートロワ (20キロ弱)(145番バスで1時間半弱)
博物館名:MUSEE DES EAUX DE VIE
住所:85 rue du Général Dufieux
F 68650 LAPOUTROIE
(フランス語のみ)
毎日午前9時から12時、午後2時から6時オープン。入場も試飲も無料。
この地域はスピリッツというよりワインの産地。特に、ストラスブールからコルマールへの道はアルザスワイン街道として良く知られています。美しい村々を訪ねつつ、ワインも味わいながらのんびりと旅したいものです。
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