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禁断の酒 [フランスのグルメ]

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 Libertine(リベルティーヌ)という名前のアブサンです。
 専用のグラスとスプーン付き。スプーンは穴あきで、湯豆腐用のお玉のよう。大ビンは飲んでしまったのですが、小ビン(200cc)が残っていました。

 芸術家の頭をおかしくするという、この悪名高きお酒。メーカーのパンフレットにはこんなことが書かれてあります。
          ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

        約一世紀の間、発売が禁止され
       様々な議論を呼んだ「緑の妖精」が
     いくつもの困難を乗り越えて戻って来ました。
         本物の食前酒Libertine
     このアブサンは生で飲むものではありません。
     昔ながらの儀式に従い調合して飲むものです。

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    グラスのそこに少量のLibertineを注いで下さい。
      グラスの上に専用のスプーンを置き
         その上に角砂糖をのせ、
   良く冷やした水をゆっくり砂糖の上にたらして下さい。
      砂糖は水をふくみ徐々に溶け出します。
     この甘い水がスプーンの穴から落ちて行き
       ゆっくりLibertineに混ざります。
          砂糖が溶け終わったら
  水とアブサンが理想的な割合で混ざったことになります。
      アブサンはただ飲むというものではなく
        親しい友と味わうものなのです。

         ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
 
 このとおりちびちび飲んでみましたが、依存にもならなければ、インスピレーションが泉のごとく湧いて来るなんてこともありませんでした......。
 
 アブサンについて詳しく知りたい方は下記をクリック。


 Libertineは、アルザス地方のラプートロワという町のスピリッツ博物館で入手できます。
                      Paris_Lapoutroie.jpg
Lapoutroie地図.jpg
パリ→ストラスブール→コルマール (列車で3時間ほど。ストラスブールまでTGV)
コルマール→ラプートロワ (20キロ弱)(145番バスで1時間半弱)

 博物館名:MUSEE DES EAUX DE VIE
 住所:85 rue du Général Dufieux
F 68650 LAPOUTROIE
(フランス語のみ)
 毎日午前9時から12時、午後2時から6時オープン。入場も試飲も無料。

 この地域はスピリッツというよりワインの産地。特に、ストラスブールからコルマールへの道はアルザスワイン街道として良く知られています。美しい村々を訪ねつつ、ワインも味わいながらのんびりと旅したいものです。



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