続・パリ見本市 [フランスのモノ]
レピンヌ発明賞
(Concours Lépine)
最優秀賞発表!

5月1日のブログでご紹介した発明賞の最優秀賞がこの作品に決まりました。
パソコンのマウスくらいの小さな器具。Top Braille(トップ・ブライユ)と名付けられたこのツール、スキャナのように印刷文字を読み取り、音声と点字の両方に変換してくれます。最大の特徴はどこにでも持ち歩けること。目が不自由でも気軽にカフェで新聞や本を読んだり、買い物中に商品のパッケージに書かれた説明を読んだりできそうです。
わりに地味ですが、よく考えられた分かりやすい作品が受賞しました。受賞者と使い方については下記をクリック。
たとえば、Bonjour(ボンジュール)と書かれてある書類の上をTop Brailleでなぞると、声が、b、o、n、j、o、u、r、と綴りを読み上げると同時に点字にしてくれます。点字はツールの背の部分、ちょうど人差し指が当たるところに出てきます。現在7カ国語に対応しており、すでに販売が開始されている国もありますが(1,950ドル)、日本はまだのようです。さすがに日本語はちょっと難しいかもしれません。
ご参考までに下記が開発者のサイトです。
欧州らしい、Inclusive Designの商品ですね。
by opas10 (2010-05-15 12:09)
opas10さん
そうですね。
それに、このような製品は特にですが、アルファベットの国は一つ開発するとあっという間に数カ国に拡大していけるところが強みですね。
by carotte (2010-05-15 14:25)