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コルシカ名物 栗の粉のパン [フランスのグルメ]

栗の粉のパン
paincorse_1.jpg

コルシカ島生まれです。

corseplan.jpg

 今日、5月16日は、パン屋さん・お菓子屋さんの守護聖人サン=トノレ(Saint-Honoré)(聖オノレ)の日です。これには次のような逸話があります。


 サン=トノレがまだ若く奔放な青年だった頃、パンを焼いていた乳母に、自分は聖職者になるつもりだと言います。するとこの乳母は、持っていたパン焼き用の大きな窯ベラを見せながら「へぇ、お前が司祭になるくらいなら、これに葉っぱが生えて来そうだねえ~」とからかいます。そころがその窯ベラが、みるみるうちの緑の葉っぱで一杯になってしまったのでした。その後、サン=トノレは聖職者の道を歩み、ついには8代目のアミアンの司祭になります。

 サン=トノレが亡くなって約600年後の1202年、この奇跡を記念して、パリのあるパン屋が礼拝堂を建てるために小さな土地を提供しました。これがきっかけになり、サン=トノレはパン屋さん・お菓子屋さんの守護聖人になり、命日に当たる5月16日が記念の日になったそうです。


 コルシカ島のパン屋さんの映像が下記のサイトにあります(約2分半。頭に10秒ほどCMあり)。栗の粉のパンは出てきませんが、おいしそうなパンをちょっとメタボなパン屋さんが昔ながらの薪を使ったかまどで焼いています。


   http://videos.tf1.fr/jt-13h/rencontre-avec-un-artiste-du-pain-a-l-ancienne-5852135.html


 興味と時間のある方は下記のサイトもどうぞ。(BGMあり)


   http://www.boulangerie.net/forums/bnweb/videobn.php


18本もあるビデオの中からおすすめは:

左列の上から4番目

中央列の一番下

右列の下3つ

右列の上から2つ目は、ちょっと面白いケーキの包み方を紹介しています。



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コメント 6

RobertCole

パンひとつにも素敵なお話しがあるんですね
一度口にしてみたいものです
by RobertCole (2010-05-16 23:00) 

carotte

RobertColeさん

そうですね。私も今回初めてパン屋さんの守護聖人がいることを知りました。いろいろ調べてみるとちょっとした逸話が出てきて、なるほどと思ったりします。

by carotte (2010-05-17 00:07) 

ぼんぼちぼちぼち

栗の粉のパンってあるの初めて知りやした\(◎o◎)/
食べてみたいでやす♪
by ぼんぼちぼちぼち (2010-05-17 17:45) 

carotte

ぼんぼちぼちぼち さん

私も話に聞いたことがあるだけで食べたことありません。ホクホクしておいしいかも。どうかな....。
栗の粉はコルシカ島の特産です。ほかにpolentaという、熱湯に栗の粉を入れてぐるぐるかき回しているうちにできちゃう食べ物もあるらしいです。
by carotte (2010-05-17 21:03) 

夏炉冬扇

今晩は。
栗のタグにて。
栗の粉なのパンですか。贅沢ですね。
こちら栗の花房に蕾が。
もうじき咲きます。
よろしく。
by 夏炉冬扇 (2010-05-20 20:49) 

carotte

夏炉冬扇さん

ご訪問とniceありがとうございます。
一度コルシカ島へ行って、このパン、食べてみたいと思っています。
これから栗の花の蕾を拝見しにそちらにお邪魔します。
by carotte (2010-05-20 23:05) 

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