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パルトニー橋 イギリス [人の住む橋]

バース
(Bath)
London_Bath.jpg


     ロンドン→バース(列車で1時間半)

パルトニー橋

(Pulteney Bridge)

Pulteney_Bridge_S.jpeg Pulteney_Bridge_N.jpg

        南側                 北側


 デヴォン州バースを流れるアヴォン川(River Avon)にかかる橋です。


 パルトニー橋の名前の由来は、川の対岸にあるバースウィックの領主だったパルトニー家から来ています。この橋が出来る前までは渡し船が交通の手段でしたが、領地を継承したフランシズ・パルトニーの夫ウィリアムは、バースウィックとバースの市街地を橋で結ぶことが自己の領地の経済的発展につながると考えました。そして建築家ロバート・アダムに設計を依頼し、橋は1773年に完成しました。ロバード・アダムは、ポンテ・ヴェッキオのあるフィレンツェや、リアルト橋のあるベニスまで出かけて設計の参考にしたそうです。


 ちなみに、アヴォンという川の名称はウェールズ語の「川」を意味するafonから来ており、River Avonと言えば「川川」という意味になるそうです。


 動画はいくつかネット上にありましたが、どれもリポルタージュといったものではなく、観光で撮影したものばかりです。その一つが下記です。前半がアヴォン川とパルトニー橋です。(BGMあり)



 橋の上を歩いている様子を撮影したのが下記です。(BGMあり。画面が動きすぎるのがちょっと難)



 橋の両側に商店を配置するという計画は当初からあり、それぞれ11店舗が予定されていましたが、折しもアメリカの独立戦争が勃発。それが経済に打撃を与え、入居するテナントがなかなか集まらなかったそうです。本格的に商店が入り始めたのは、1788年にバースの建築家トーマス・バルドウィンが橋の拡張とバースウィックの都市計画を完了させてからのことです。

 その後、自然災害などもあって何度も改修工事が行われ、その姿はオリジナルからはしだいに遠ざかって行きます。しかし、1931年に国の歴史的文化財としての指定を受け、1951年と1975年の2回の修復でオリジナルのファサッドの復元が完成し今に至っています。2009年には、車の通行を禁止して遊歩道にしようという計画が持ち上がっているそうです。


 橋の360度のパノラマは→こちら




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