ヴィルミュルラン村 風見鶏 [地方の小さなできごと]
新しいシリーズ「フランスの小さな村」を始めます。島シリーズと平行しながら紹介して行きます。
ヴィルミュルラン村
(Villemurlin)

オルレアンから約50キロのところにある何の変哲もない村です。これと言って歴史的建造物に指定されているようなものがあるわけでもなく、普通の村です。が、しかし、住民にとってはとても大きなできごとがありました。
教会の鐘楼の上にある風見鶏、村のシンボル、村の守り神だった風見鶏が、数ヶ月前の嵐でまっぷたつに割れてしまったのです。村人たちに取って、風見鶏のない村などとても考えられません。そこで、お金を出し合って新しいのを作ることにしました。
そして今日、皆の努力が実を結び、新しい風見鶏がやって来ました。35メートルの高さにある壊れた風見鶏を取り外し、新しいのに取り替えるのは大変な作業です。心なしかおじさんの手が震えているように見えます。
映像は→こちら(約2分、冒頭に10秒ほどのCMあり)
(2009年7月14日にフランスのTV局で放送されたものです)
全体が銅製の新しい風見鶏は昔の3倍はあり、とても立派に見えますが、昔の風見鶏にお花と歌で感謝の気持ちを伝えることも忘れません。
風見鶏って、こんなに大切だったんですね。
最後におなじみのアナウンサーが「ココリコ~」と言っていますが、フランスの鶏はこんな風に鳴くそうです。
村の美しい写真は→こちら
(ページの一番上で写真がぐるぐる回っていますが、そこにカーソルを合わせると、その写真が自動的に拡大します。カーソルをはずすと次の写真に移動します。)
「フランスの小さな村」シリーズ、楽しみです。
(行ったことがある村がでてくるかな?)
by wattana (2010-06-15 17:33)
wattanaさん
フランスのテレビ局TF1の膨大な映像の中からシリーズにできそうなものをいくつかみつけました。ご存知の村が出て来るかもしれませんよ。
by carotte (2010-06-15 23:46)