フランスの小さな村 〜 オヴィラール 〜 [ミディ=ピレネー地方]
フランスの「最も美しい村」の一つです。この「最も美しい村」というのは、歴史的文化遺産のある小さな町や村(コミューン)の観光誘致を促進するために作られた非公式のエンブレム。これを取得するためには次の条件が満たされていなければならないそうです。
- 人口が2,000人以下
- 登録申請は町村議会(コミューン議会)の承認が必要
- 少なくとも正式に認められた歴史的記念の場所または建造物が2つはあること
- 都市計画の中に具体化された景観保護の政策があること
2009年10月現在で151の町村が登録されているそうです。
中世の面影を残す町オヴィラールは、昔からガロンヌ川の岸辺にあり水運で栄えました。船は主に穀物やワインを乗せてボルドー方面へと向かったそうです。また陶器の製造もさかんで、18世紀頃には300から400の陶工がいました。これらの陶器もガロンヌ川を航行する船で各地へ運ばれて行ったそうです。
中世の頃、この町は城壁に囲まれていました。ルイ14世の時代に建てられた石とレンガの時計台のある門から入り、町の中心へと向かえば、トスカーナ風の柱廊のある円形のちょっと変わった建物があります。ここは元卸市場でした。1824年に、長方形だった古い市場を建て替えた時に、この形になったそうです。二階は住居、階段の下には牢屋があり、穀物を計る施設もありました。(どいうわけで牢屋があったんでしょうね???)
かつては水運の中心地だった町も、今ではボートを出すのもそう簡単ではなさそうです。
映像は→こちら(3分20秒ほど、冒頭に30秒ほどCMあり)
陶器市が開かれたときの様子です。
友人が、カルカッソンヌとカルカッソンヌの近郊の村に住んでいます。
かなり前ですが、数回尋ねた事があるので興味深く拝見しています。
by orange (2010-06-20 20:36)
orangeさん
お友達がフランスにいらっしゃるんですね。
カルカッソンヌは一度だけですが行ったことがあります。もうかれこれ17,8年前のことです。わくわくしながらあちこち見物してました。
去年の花火大会の映像がありますよ。TF1の番組です。
http://videos.tf1.fr/jt-13h/la-cite-de-carcassonne-s-est-embrasee-4472314.html
by carotte (2010-06-20 23:18)