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フランスの小さな村 〜 アイノア 〜 [バスク地方]

アイノア
(Aïnhoa)

Paris_Ainhoa.jpg

    パリ→バイヨンヌ(列車で約6時間)
    バイヨンヌ→アイノア(約28キロ タクシーかレンタカーで約30分)

Ainhoa.jpeg

 バスク地方の、スペインとの国境に近い小さな村です。「最も美しい村」の一つに登録されています。人口は700人ほど。村ができたのは12世紀頃。当時は、イングランド領だったバイヨンヌとフランス領だったナヴァールを結ぶ中継地としての役割を果たしていました。その後、三十年戦争(1618-1648年)で破壊され、後に再建されますが、それ以前の建物で現存しているのは、教会とMachitorénéaの家だけだそうです。

 地元の人からはラ・カリカ(la Karrika)(ロマン語で「荷車のための道」という意味)と呼ばれている村の大通りには、個性的な木組みの家が並んでいます。捕鯨のためにアメリカに渡ったバスク人の稼いだお金で建てられたそうです。バスク地方には、この地方独特のEtchéa(エチェア)(バスク語で「家」の意味)と呼ばれる大きな家があり、3、4家族が一緒に住めるそうです。


 映像は→こちら(4分弱、冒頭にCMあり)


 墓地の墓石の形が印象的ですが、丸い石に十字架が彫ってあるのがバスク地方の特色です。


 そしてガトー・バスク(「バスクのお菓子」という意味)。映像の最後に出て来たおじさんのおばあさんが作るガトー・バスクは評判になるくらいおいしかったそうです。


 ボルドー近郊のタランスという町のお菓子屋さんが作るガトー・バスクの映像をみつけました。ご覧ください。簡単に言うと、カスタードクリームをパイに入れて焼いた感じのものですね。一度パリのバスク料理のお店で食べたことがありますが、おいしかった記憶があります。



 アイノアは小さな村ですが、2006年版の赤いミシュランガイドに出ています。ホテルを見てみると、星付きのレストランのあるホテルがありました。(→こちら

 17世紀の農家をリフォームしたホテルだそうです。そしてレストランには星が一つ付いています。2006年度版なので今も星を維持しているかどうかは不明。



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wattana

バスク地方へは一度行ってみたいです。バスク地方の料理を食べることが目的です。
by wattana (2010-06-21 18:05) 

carotte

wattanaさん

美味しいものを食べるというも旅行の大きな楽しみの一つですよね。
美味しいものが食べられたら本当に幸せな気分になれます。
by carotte (2010-06-22 01:10) 

mew_kiwi

初めまして。

スペイン側バスク地方のオンダリビアに行ったことはありますが、街並みがよく似ていますね。驚きました。
by mew_kiwi (2010-07-11 11:40) 

carotte

mew_kiwiさん

ご訪問ありがとうございます。
あの地域は国境を越えて人が行き来していたようですし、ルーツが同じなのかもしれませんよね。私はまだスペイン側もフランス側も行ったことがないので一度行ってみたいと思っています。
by carotte (2010-07-11 19:23) 

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