牡蠣 [フランスのグルメ]
今週、フランスのTV局TF1の報道番組では、地方の特産物について特集しています。第一回目は「牡蠣」。
モン・サン・ミッシェルの湾では
この地方独特の平たい牡蠣ブロン(belon)が穫れます。


パリ→モン・サン・ミッシェル(車で4〜5時間)
ここでは、ブルターニュ南部生まれの生後一年以内の幼生を牡蠣の殻に付着させ湾に離し、そのまま何もしないで3年間育つのを待ちます。この地域は潮の干満の差が大きいので養分が豊富だそうです。海の底で牡蠣が育ったところを専用のカゴを引いて収穫します。
映像は→こちら
ボートに車輪がついていましたが、車輪がないと収穫はむずかしいそうです。潮の干満が激しいせいでしょう。
湾の西側にある町カンカル(Cancale)で養殖をしているおじさんは、この牡蠣を食べて、こりっとして独特の味(ヨウ素の味)がすると言っています。そしてモン・サン・ミシェル眺めながら、「聖ミカエルが地上に戻って来たら、美味しいと言って牡蠣を食べるだろうねえ」などと言ってます。
昔はビスキンヌ(Bisquine)と呼ばれる帆を張った漁船があちこちで牡蠣を収穫していたそうです。そのビスキンヌも今では一艘だけになってしまいました。このビスキンヌで湾を巡りながら牡蠣を味わうクルーズがあるそうです。
明日は何を紹介してくれるんでしょうね。楽しみです。
2010-06-29 22:57
nice!(6)
コメント(4)
トラックバック(0)
carotteさん、おはようございます。
ブルターニュではサン・マロに何度も泊りました。サン・マロでの夕食時、フランス人の知人は毎回必ず生牡蠣を注文しました。生牡蠣を食べる量、フランス人と日本人とはぜんぜん違いますね。注文単位がダースなので驚きました。
by wattana (2010-06-30 07:02)
wattanaさん
私もフランス人が牡蠣(+パン)をがばがば食べているところに出くわしたことがあります。
サン・マロということは、きっとブロンですね。私はブロンを食べたかどうか記憶が定かではありません。普通の牡蠣(マガキ?)とこのブロンを食べ比べてみたいです。
by carotte (2010-06-30 19:10)
carotteさん、おはようございます。
サン・マロで食べた牡蠣はブロンではなく、マガキだったと思います。サン・マロへよく行った頃(1998年~2003年頃)は、フランス料理には興味があったものの、食材にまで興味がなかった時代なので、不確かですが・・・。
私が意識してブロンを食べたのは、2006年7月にパリ市内のピエ・ド・コションというブラッスリーです。「ブロン」を注文しました。そして写真も残っています。その時のブロンの印象は、「牡蠣というより蛤みたい(牡蠣のミルキーさがない)」でした。
by wattana (2010-07-01 05:56)
wattanaさん
マガキでしたか。
「蛤みたい」ということになると、ひょっとしたら私はブロン牡蠣とは知らないまま食べていたかもしれません。ブロンは普通の牡蠣のイメージを捨てて味わった方がよさそうですね。
by carotte (2010-07-01 13:14)