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プロヴァンス地方の渓谷 その2 [フランスの渓谷]

 二日目は、渓谷の中にあるハイキングコースを歩きます。

 

Paris_Gorgesduverdon.jpg

 

マルテル・ハイキングコース

(Sentier Martel)

(下記の赤いライン 全長14キロ)

verdonmpSM.gif

 

Malines.jpg

 このコースの名称は、洞窟探検家のÉdouard-Alfred Martel(エドゥアール=アルフレド・マルテル)からつけられました。


 マルテルは、電力会社からの依頼を受けて、ヴェルドン川の地下水理学に関する調査を行うため、1905年にこの険しい渓谷に赴き、仕事を無事完了します。1928年、フランス・ツーリングクラブによってこのコースが整備され、マルテル・ハイキングコースと名づけられました。


 渓谷に着いたら、まずは山小屋Les Malinesに一泊します。ここは、いわゆる通常のバカンス客とは違って、純粋に自然を楽しむためにやってきたハイカーでにぎわっています。

 夕食のメニューは毎日変わるそうですが、今日は、スープ、アヒルのコンフィーのジャガイモ添え、チーズ&デザートです。山小屋にしては豪華なメニュー?

 就寝は10時と決まっています。ちょっと早すぎると感じる人もいるかもしれませんが、翌日のハードな道程を思えば妥当でしょう。


 翌朝6時起床のハイカーは、まず準備運動をした後、ヴェルドン川の流れる谷まで降りて行きます。1時間ほどかけて谷に向かって降りると、数キロに渡って岩山を侵食しながら流れてきたヴェルドン川に沿って歩いて行きます。雄大な景色を眺めた後は、2時間ほどの坂道が待っています。坂道はトンネルへとつながり、トンネルを出ると冷たい川の水がハイカーの疲れた足を癒してくれます。水の温度は常に12~13度。ここはpoint sublime(荘厳な地点)と呼ばれ、6~7時間のハイキングコースの終点です。


 映像は→こちら


 山小屋のテラスから眺めた空に虹がかかっているように見えます


 このハイキングコースについて調べてみると、動物や6歳未満の子供の同伴は禁止となっています。今回の映像には出てきませんでしたが、険しい道やほとんど垂直に移動する(250段の梯子のような階段を上る又は下る)箇所もあるようです。さらにトンネルが2箇所、そのうち一箇所は数百メールあるのでライトが必要だそうです。 


 下記の映像を見ると、だいたいどのようなコースか分かります。

 適度に運動もできて、誰もが踏破できるコースとして人気なのだそうです。

 時間と興味のある方はご覧ください。

 



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コメント 2

orange

テーブルのように平らな地形が後ろに見えていますね。
ペンションからの眺めがいいですね。
川も綺麗で本当に冷たそう。
by orange (2010-07-15 11:42) 

carotte

orangeさん
そうですね、川の水が澄んでてきれいですね。
それに空気もおいしそう。
by carotte (2010-07-15 23:35) 

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