プロヴァンス地方の渓谷 その4 [フランスの渓谷]
四日目は、渓谷沿いの村エスパロン=ド=ヴェルドン(Esparron-de-Verdon)から、人工的に作られたエスパロン湖をボートで散策します。


(青い線はヴェルドン川)
ターコイズブルーの水をたたえるこの湖は、1967年にヴェルドン川の一部を堤防でせき止めて作られ、マルセイユ、トゥーロン、エクス=アン=プロヴァンスなど合わせて116のコミューンに生活用水、農業用水を供給しています。表面積は328ヘクタール。深さは最大で55m。

近隣の町や村に水を供給する目的で作られた人工湖ですが、夏は、釣り、カヌー、水泳、ウィンドサーウィン、ヨットなどが楽しめる行楽地としてもにぎわっています。湖への唯一のアクセス地であるエスパロン=ド=ヴェルドン村は夏には人口が10倍にもなるそうです。因に通常の村の人口は約400人。
この地域は国立公園の一部になっており、手つかずの自然が美しい景色を作り出しています。
映像は→こちら
暑さが増して来た今日など、きれいな水面の川の映像はたまりませんね。
ラベンダーもきれいですね。トラクターで収穫。ラバンディン系の花穂の長いタイプですね。カルカッソンヌの近くの村で初めて見た野生のラベンダーもこのタイプでした。香りがして来そうな映像ですね。
by orange (2010-07-18 06:24)
orangeさん
これだけたくさんのラヴェンダーが咲いていたら香りも相当なものでしょうね。それにミツバチたちにとっては天国かも。
人工湖は涼しげですね。水温もきっと低いんでしょう。
by carotte (2010-07-18 12:05)
日本だと人工湖の周辺には公共工事で不要なコンクリート建造物がいっぱい造られるのに、ここはホントに手つかずの自然が残っているのですね。これからは自然を残しておいた方が付加価値を生み出すんでしょうね。
by opas10 (2010-07-18 13:07)
opas10さん
そうだと思います。やはり自然が残っているからこそ、二つの価値が生まれたのだと思います。夏季には村の人口が10倍になるそうですから、明らかに村に経済効果をもたらしています。ただこれも、長期休暇をとるのが習慣になっている国だからこその結果かもしれません。
by carotte (2010-07-18 18:34)