SSブログ

プロヴァンス地方の渓谷 その4 [フランスの渓谷]

 四日目は、渓谷沿いの村エスパロン=ド=ヴェルドン(Esparron-de-Verdon)から、人工的に作られたエスパロン湖をボートで散策します。

Paris_Gorgesduverdon.jpg
esparrondeverdon.gif
(青い線はヴェルドン川)


  ターコイズブルーの水をたたえるこの湖は、1967年にヴェルドン川の一部を堤防でせき止めて作られ、マルセイユ、トゥーロン、エクス=アン=プロヴァンスなど合わせて116のコミューンに生活用水、農業用水を供給しています。表面積は328ヘクタール。深さは最大で55m。

esparon.jpg

 近隣の町や村に水を供給する目的で作られた人工湖ですが、夏は、釣り、カヌー、水泳、ウィンドサーウィン、ヨットなどが楽しめる行楽地としてもにぎわっています。湖への唯一のアクセス地であるエスパロン=ド=ヴェルドン村は夏には人口が10倍にもなるそうです。因に通常の村の人口は約400人。

 この地域は国立公園の一部になっており、手つかずの自然が美しい景色を作り出しています。


 映像は→こちら


 湖のブルー、木々の深い緑、むき出しの岩肌、この地方独特の風景ですね。

 村では8月15日にラヴェンダー祭りが開かれます。


 ラヴェンダーと言えば、シリーズの三日目に登場したヴァランソル高原(→こちら)ですが、広大なラヴェンダー畑の映像がありましたのでそちらもご覧ください。


映像は→こちら


 これらのラヴェンダーは数日中に刈り取られることになっているそうです。

 この地域では、様々なものにラヴェンダーを使うようですが、ラヴェンダー風味のソーセージというのもあるそうです。どんな味なんでしょうね。




nice!(8)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 8

コメント 4

orange

暑さが増して来た今日など、きれいな水面の川の映像はたまりませんね。
ラベンダーもきれいですね。トラクターで収穫。ラバンディン系の花穂の長いタイプですね。カルカッソンヌの近くの村で初めて見た野生のラベンダーもこのタイプでした。香りがして来そうな映像ですね。

by orange (2010-07-18 06:24) 

carotte

orangeさん
これだけたくさんのラヴェンダーが咲いていたら香りも相当なものでしょうね。それにミツバチたちにとっては天国かも。
人工湖は涼しげですね。水温もきっと低いんでしょう。
by carotte (2010-07-18 12:05) 

opas10

日本だと人工湖の周辺には公共工事で不要なコンクリート建造物がいっぱい造られるのに、ここはホントに手つかずの自然が残っているのですね。これからは自然を残しておいた方が付加価値を生み出すんでしょうね。
by opas10 (2010-07-18 13:07) 

carotte

opas10さん
そうだと思います。やはり自然が残っているからこそ、二つの価値が生まれたのだと思います。夏季には村の人口が10倍になるそうですから、明らかに村に経済効果をもたらしています。ただこれも、長期休暇をとるのが習慣になっている国だからこその結果かもしれません。
by carotte (2010-07-18 18:34) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。