サンティアゴ・デ・コンポステラ その3 [サンティアゴ巡礼]
シリーズの三日目は、サント=マドレーヌ大聖堂で有名なヴェズレーから出発する「リモージュの道(ヴェズレーの道)」。この巡礼路は一番宗教色が強いかもしれません。
ヴェズレー
(Vezelay)
パリ→アヴァロン(Avallon)(列車で約3時間)
アヴァロン→ヴェズレー(バスで30分)
サント=マドレーヌ大聖堂では毎朝7時のミサの終わりに、希望者があれば、出発前の巡礼者に神の祝福を授けるというのが伝統になっています。
丘の上に大聖堂のファサドが見える
出発して間もなく、聖ヤコブが自分の守護神だというブラジルからやってきた66歳の男性に会いました。今回で7回目の巡礼です。歩いていると最近友人を亡くしたショックも少しずつ和らいで行くそうです。しかし、ヴェズレーからサンティアゴ・デ・コンポステラまでは1,680キロもあります。旅はまだまだ始まったばかり。
巡礼者は長い旅を続けながら様々な町や村を知ることになりますが、ヴェズレーから2キロほどのところにある村サン・ペール(Saint-Père)もその中の一つ。ここには13世紀作られたブルゴーニュ地方の見事なゴシック様式の教会があります。
また、ヴェズレーを始めいくつかの町には、巡礼についてのアドバイスをしてくれるセンターもあります。長時間歩くのはスポーツと同じ。常に水を補給することを忘れてはいけないそうです。結局、一度水を飲むと必ず次も飲みたくなる、まるでドラッグみたいなものだという巡礼者もいます。
自転車で巡礼する人もいます。山を上ったり降りたりのフランスは楽ではなさそうです。ヴェズレーの丘の北側の斜面にあるラ・コルデルの礼拝堂には、巡礼者のつらい心境がつづられているノートがあるそうです。
映像は→こちら
ヴェズレーはこの巡礼路の起点ですが、このヴェズレーまで歩いてくる巡礼者もいます。
重いリュックを背に、暑い日差しの中を、さらに山を越えスペインへ向かいます。
サントマドレーヌ大聖堂の内部が本当に見事なゴシックでした!!
by opas10 (2010-07-25 12:59)
前後してしまいましたが。
暑さで集中力が欠けて来ました。
失礼。
by orange (2010-07-25 14:32)
opas10さん
内側も外側も、何度見てもこの大聖堂は美しいですね。
ここで祝福してもらって出発するのは気持ちがいいかもしれません。
by carotte (2010-07-25 21:40)
orangeさん
この猛暑の中、頭がはっきりしているほうが異常かもしれませんよ。エアコンのスウィッチを入れて、やっと正気を保ってる状態です^^;
by carotte (2010-07-25 21:44)