サンティアゴ・デ・コンポステラ その4 [サンティアゴ巡礼]
シリーズの四日目は、パリが起点となる「トゥールの道」です。ここでは、ピレネーを超えてスペインへと向かう巡礼者の様子を紹介します。
巡礼者がフランスで最後の休息を取るのがサン=ジャン=ピエ=ド=ポール(Saint-Jean-Pied-de-Port)(下記地図のA地点)。「ル・ピュイの道」「リモージュの道」「トゥールの道」を歩いて来た巡礼者は皆、この村のサン・ジャック門を通ることになります。
パリ→サン=ジャン=ピエ=ド=ポール(約780キロ)
サン=ジャン=ピエ=ド=ポール→ロンセスバーリェス(Roncesvalles)
(スペイン側B地点)(約30キロ)
サン=ジャン=ピエ=ド=ポール
(Saint-Jean-Pied-de-Port)
サン・ジャック門
三つの川の合流地点にあるこのバスク地方の小さな村の人口は約1,500人。城壁のある村です。城壁は宗教戦争やスペインとの戦いに備えて12世紀に作られました。その後、要塞の建築で有名な人物ヴォーバンによって強化されました。
ここから峠を越えてスペインに入り、最初の休息地がロンセスバーリェスです(中程の地図のB地点)。この地域は、かつてフランク王国の国王だったカール大帝が兵を進め戦場となったことで有名ですが、今では巡礼者の宿泊地になっています。150人の巡礼者を収容できる大規模な宿泊施設もあります。この中にははるばる日本やカナダからやって来た人もいます。
映像は→こちら
日本人の女性が、ピレネーを超えるのに9時間かかってしまったと言っていました。やはり厳しい道のりです。
森の中の道がいいですね。
小雨の中、荷物がたいへんそうですね。
色々な国の人が歩いているようですね。
宿舎もなかなか興味深いです。中世のシュピタールのような
感じですね。
歩くにはかなり体力と根性が要りそうです。
by orange (2010-07-24 21:57)
orangeさん
あのリュックを背負っての山道ですから、やはり体力と根性が要りますね。
大きな宿泊施設は昔の病院そのものですね。一瞬、食堂かなにかかと思って映像を見なすと、たしかにベッド(しかも二段ベッド)が置いてあるので、やはりあそこで皆さんお休みになるのでしょう。
by carotte (2010-07-25 10:46)