中世の城塞を訪ねて その1 〜ラ・ラットの城塞〜 [ブルターニュ地方]

古くはアメリカ映画「三銃士」や
比較的最近のではパトリス・ルコントの「リディキュール」など
多くの映画に登場しているそうです。

この城塞は14世紀に建設されました。
伝説によると、931年、すでにこの地には木造の塔が建設され、船で航行するノルマン人を監視していたそうです。
14世紀中頃、ブルターニュ継承戦争の勃発により、この地域のあちこちに城塞が建設・強化されますが、このラ・ラットの城塞もその一つで、当時はロッシュ・ゴイヨン城と呼ばれていました。16世紀になると宗教戦争によって塔を残しすべてが破壊されますが、ルイ14世の時代にその重要性が見直され改築されます。
やがて、軍事技術の近代化が始まる第一帝政時代の終わり(19世紀初頭 ナポレオン一世が元気だった頃です)にはその役割を終え、その後は様々な個人の所有者を経て、1931年から1950年の間、現在のオーナーの祖父によって大々的に修復され現在に至っています。
映像に登場し、城塞について説明してくれたイザベルさんが現在の所有者です。
数々の戦いが繰り広げられた城塞だけに、亡霊がさまよっていてもおかしくない雰囲気が漂います。庭師のおじさんも、誰かがそばにいるように感じるときがあると言っています。夏向きのお話ですねえ〜。
二つある小城塞にはそれぞれ跳ね橋が備えてあり、そこから城の敷地内に入ります。中には、貯水槽、礼拝堂、様々な防衛施設、塔があります。ここは、歴史的建造物に指定され保護されています。
Fort La latte
28, place des Lices
FR-35000 Rennes
Tel: 33 (0) 296 41 57 11 & 33 (0) 299 30 38 84
Fax: 33 (0) 299 67 58 98
e-mail: Flalatte@aol.com
うち7月7日~8月27日 毎日10:30~19:00
シーズン以外は土日祝の13:30~17:30
(12月25日~翌1月1日閉園)
料金: 大人 €6.00
子供・学生:€4.00
12歳以下:€3.00
5歳未満:無料
「今日、仕事中、とっても疲れていたので、仕事をしているふりをして、パソコンのキーボードに指を乗せたまま一瞬目を閉じた。はっと気がつくと、画面では、nnnnnnnnが28ページ目にさしかかっていた」
nnnnnの気持ち、よく分かります^^
動画、またゆっくり拝見しますね。
1週間の"家モード"を仕事モードに切換え中です。
by orange (2010-08-19 08:26)
orangeさん
はい、私もこの気持ち良く分かります。
似たようなことがあったような気がします。
切り換えは最初の2、3日がきついですね。がんばって下さい。
by carotte (2010-08-19 21:14)
carotteさん、北ブルターニュの海岸線沿い、いいですね。
by wattana (2010-08-20 07:32)
wattanaさん
英仏海峡の荒波と強風の中に立つ城塞は頑丈そうです。
海には敵の船や海賊がうろうろしていたんでしょうね。
by carotte (2010-08-20 09:48)
こういう建物を個人で所有してきちんと維持しているところがスゴイです!そして海岸線がキレイですね。
by opas10 (2010-08-21 13:04)
opas10さん
お城は経済的に裕福でないと所有できませんね。それでもやっぱり維持するのは大変だと思います。好きじゃないとできません。
by carotte (2010-08-21 19:10)