こんなゲームがあります [フランスのモノ]

これは、フランス北部に伝わるビヨン(billon)と呼ばれるゲームで使われる道具。黒い垣根の一部のようなものが的で、隙間に引っかかっているバットようなものが、言ってみれば「矢」の役割をします。
ゲームは、一対一か、2人から4人のグループ戦で行われます。プレイヤーは、約8メートル先の的に向かって、この棒(ビヨン)を投げます。的には隙間があり、うまく投げると、この隙間に挟まるようになっています。的にたくさんのビヨンをはさんだほうが勝ちです。ビヨン1本につき1点で、試合は12点~20点制で行われます。
このゲーム、19世紀ごろからフランス北部のアルトワ地方で広く行われてきましたが、第二次世界大戦後に衰退してしまったのだそうです。それを復活させようと、フロワイヨン(Floyon)という町で競技会が開かれました。
映像は→こちら
なんだか、遠くからゴミ箱にごみをほおって、「入った!」と喜んでいるのと同じ感じがしないでもないですねえ〜。
ビヨンの重さは2キロほどあるそうです。どうも、的の隙間を通って向こう側に行ってしまうビヨンもあるようですから、あまり強く投げてもいけないようです。また、的までの距離も4メートルと短くしてありますね。皆が楽しみやすいように短くしたのかもしれません。
果たして復活するのかどうか.......。
「今日、部屋の大掃除をすることにした。どれもこれもひどく汚れていて、どれから先に手を付けていいやら....。でも、まずは掃除用具の掃除が先だった」
VDM (Vie de merde)より
拝見した瞬間「中世!」と思わず思いました。
シンブルさといい、豪快さといい。
男女問わず、年齢問わずできて面白い遊びですね。
お掃除の話、ドイツ人ならあり得ない(失礼m(_ _)m)
まずは道具を磨いて!と思っている人々が多いですから。
キッチンなど料理の内容より、いかに綺麗に保つか!を
心がけています(笑)
by orange (2010-08-26 08:54)
billon楽しそうですねぇ!
でも、ちょっと危険そう。
2㌔もあるんですね〜。
私の場合だったら真ん中にいかずブーメランの様に
帰ってきて他の人を被害にあわせちゃいそうですw
by 薔薇 (2010-08-26 11:01)
orangeさん
人間って、こんな単純なものをゲームにしてしまうんですよね。そして単純だから誰にでも楽しめます。
そうですか、ドイツ人は道具を磨いての方が先なんですね。フランス人はやはりそうはならないですね〜^^; 関心事はやはり料理の方。農業大国になった所以はそんなところにあるのかもしれません。
by carotte (2010-08-26 20:41)
薔薇さん
2キロというと2リットルの水のペットボトル1本分くらいの重さですね。結構、重いです。これを「ぶん投げる」って感じですからねえ。戻って来ちゃったらちょっと怖いです╲◎o◎╱
by carotte (2010-08-26 20:55)
2キロの物体がガンガン当たってくるのですから、的のメンテナンスが大変そうなゲームですね(笑)
by opas10 (2010-08-28 12:48)
opas10さん
的は相当丈夫でないと持たないですね。柱は金属で出来てるのかもしれません。さらに、地面に立てて置くのも大変そう。埋め込んであるのかもしれません。
by carotte (2010-08-28 17:52)