コレーズ県の小さな村 その1 〜ボーリュウ=シュル=ドルドーニュ〜 [リムザン地方]
夜が少しだけ涼しくなったような気がしますが、まだまだ暑いですね。
秋が待ち遠しい今日この頃です。
さて、お菓子のシリーズと平行して、地方の小さな村シリーズも進めます。
フランス中南部のコレーズ県。日本での注目度はいまひとつですが、緑に恵まれ、最も美しい村に登録された村が3つもあります。この3つを含めた下記の5つの村を順に紹介していきます。


第一回目は、南部のこの村です。
ボーリュ=シュル=ドルドーニュ
(Beaulieu-sur-Dordogne)

Photo by Thierry Baubet (from Wikipedia)
パリ→ブリーヴ・ラ・ガイヤルド(Brive La Gaillarde)(列車で4時間10分ほど)
ブリーヴ・ラ・ガイヤルド→ボーリュ=シュル=ドルドーニュ(バスで1時間10分)
写真でも分かるように、村はドルドーニュ川沿いにあります。そして、「ドルドーニュ川の美しい場所」(Beaulieu-sur-Dordogne)というその名の通り、美しいその姿を、静かに川の水面に映しています。
ここには9世紀半ばに立てられ、12世紀に改築されたベネディクト派の修道院サン・ピエール修道院があります。ロマネスク様式の教会堂の南扉口のタンパンは、キリストの復活を描いたみごとなレリーフで装飾が施されています。
南扉口 後陣
ここを訪れた旅行者は、人は親切で村は静か、美しい風景を眺めながらのんびりバカンスが過ごせると言います。
映像は→こちら
この村はイチゴの産地でもあり、毎年5月にはイチゴ祭りが開かれます。
そして、夏の間、毎週月曜日は観光客と地元の人たちが一緒にピクニックをするそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、車で家に帰る途中、弟から電話がかかってきた。村の入り口辺りに警官が二人立っていると言う。確かにいた。なにしろ、電話をしながら車を運転していたとして、2点の減点になってしまったんだから」
VDM (Vie de merde)より
沢山のいちごと木いちごが美味しそうですね。
ヨーロッパの市場では無造作にイチゴや木いちごが
売られていることに圧倒されました。
甘い香りがして来そうです。
水面が鏡のようできれいですねぇ。
by orange (2010-09-06 23:05)
orangeさん
イチゴ祭りの時は、イチゴの甘い香りが村いっぱいに漂っていそうな感じがします。なんだかリッチなところだなってつくづく思います。
by carotte (2010-09-06 23:29)
教会の内部の映像に驚きました。典型的なロマネスク様式ですものね!!この様式、ゴシックから遡ることさらに200~400年ですから、それだけで村の歴史を感じました。
by opas10 (2010-09-07 00:21)
メッチャ甘そうなイチゴでし!!!
見た目で分かるってよっぽど、、甘そうでし~☆
by ぷりん&りく (2010-09-07 02:21)
opas10さん
この教会はゆっくり見てみたいものです。
他にもあちこちに面白い建物もあるようなので、ガイド付きで回れば面白い話がきけるかもしれません。
by carotte (2010-09-07 14:55)
ぷりん&りくさん
甘くておいしそうですよね。
この土地の気候がイチゴに合ってるそうです。
by carotte (2010-09-07 15:00)