コレーズ県の小さな村 その5 〜キュルモント〜 [リムザン地方]
小さな村シリーズも今回が最終回。
前回のサン=ロベールをさらに南に下ります。
キュルモント
(Curemonte)
この村も丘の上にあります。人口は2007年の時点で216人。
西暦860年には、すでにこの村があったことが確認されていますから、小さいながらも1000年以上の歴史を持つ村ということになります。
この村の特色は、なんでも3つあること。城、泉、教会、すべて3つあるそうです。これらは、一時は放置され廃墟となっていましたが、有志の努力で、30年かけて修復が行われ、フランスの最も美しい村の一つに登録されるまでになりました。そして、バカンスを過ごすために旅行者もやってきます。
Plas城 Saint-Hilaire城 La Johannie城
16~17世紀 13世紀 14世紀
修復中の教会
(中はどんな風になっているんでしょう)
映像は→こちら
お城の所有者である女性は、お城に住むのが目的ではなく、美しい建物を修復して甦らせることに喜びを感じていると言っていました。そして、お城ではなく、お城の納屋を改造して住まいにしているそうです。
ここの特産物は、たんぽぽの花のワイン。タンポポは、葉には苦みがありますが、花にはなく、そのせいかマイルドな味だそうです。食前酒として、またはフォアグラと一緒に飲むといいそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、私は12歳になる妹とベルサイユ宮殿にでかけた。妹に、『ここには“ルイ”という名前の王様が何人も住んでいたのよ。そのうちの一人でもいいから言ってみて』と言った。すると妹は『ルイ・ヴィトン』と答えた」
VDM (Vie de merde)より
2010-09-14 22:29
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コメント(2)
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carotteさん、こんにちは。タンポポの花のワインに使うタンポポは日本で見るタンポポと同じなのでしょうか? フランスからは、フランス料理用の食材としてPissenlit blanc が輸入されています(参照:アルカン)。ちょっと苦いですが、気にいっています。
by wattana (2010-09-15 16:41)
wattanaさん、こんばんは。
フランス語でpissenlitと言っていますが、タンポポの花ならどれもひっくるめた言い方らしいので日本と同じかどうかは不明です。写真をみた限りでは同じに見えますが........。
pissenlit blancということは白いタンポポなんですね。サラダに入れたりして食べるようですが、私は食べたことないですね。食べてみたいです。
by carotte (2010-09-15 18:19)