シトロエンのコンセプトカー [フランスのモノ]
コンセプトカーの愛称は"Lacoste"。ネット上にも写真が出ていますが、フランスのテレビ局TF1が、これまで取材カメラの入ったことのないシトロエンの開発現場を取材しています。
それは、パリから車で2時間、長い壁に囲まれた800ヘクタールの敷地にあります。1936年に創業者のアンドレ・シトロエンがこの土地を購入しましたが、ここには28キロのテストコースも整備されています。
1994年には、この施設の建物の屋根裏部屋から、かの2CVのプロトタイプが発見されました。ドイツ占領下の時代に密かに屋根裏部屋に隠され、誰にも知られることなくそのままになっていたそうです。
今回製作されたコンセプトカー"Lacoste"は、この2CVの後継車とも言えるもの。
では映像をご覧ください。
映像は→こちら
運転しない時は、ハンドルを水平にして置くようですね。計器もかなり変わっています。また、後部座席の人が降り安いようにちょっとした工夫がしてありました。引き出し風のトランクも個性的。屋根は空気でふくらむようになっていて取り外しできます。ただし、これはコンセプトカー用のもので実際に採用されることはなさそう。
製作責任者によれば、シンプルでピュア、そして都会的、機能の把握も簡単で、リラックスして運転ができる車だそうです。
設計図が出来上がってから2、3ヶ月後に、各部のバランスを見るためのポリスチレン製の模型が製作され、その直後に、別の固いプラスティック製の模型を作り材質や色合いを検討します。試作車は遠隔操作で走らせることができますが、本当のテストはモーターショーで発表される予定のプロトタイプで行われ、テストドライバーはこの車を考案した女性セリーヌ・ヴネ(Celine Venet)が担当します。
このモデルはさらに改良を加えられ、低価格のシンプルな車になって2013年頃に登場する予定です。
「今日、営業で外回りをしているうちに眠くなったので、車で仮眠することにしました。1時間後、おでこにシトロエンのマークの跡をつけたまま、次のクライアントに会うはめに.......」
あまりスピードや航続距離を競う車じゃなさそうなので、スタイリングやコンセプトはそのままで動力源だけ変えて電気自動車として売り出したら人気が出そうな気がします。おっと、この会社はそういうのはあまり好きじゃなかったですかね(笑)。
by opas10 (2010-09-23 12:40)
おしゃれですね。カラーバリエーションはどんな展開ができるかな?などと
思いながら動画を拝見しました。近所へのお買い物など市中を走るのにはよさそうですね。
私も乗ってみたいとも思いますが、走行中私がこの車の後ろについたらたぶんイライラするかも。
by orange (2010-09-23 14:39)
opas10さん
ご推察のとおりで、電気にはならないらしいんですよ。
燃費を抑えた小型のエンジンを搭載することになるそうです。
by carotte (2010-09-23 20:06)
orangeさん
そうですね、おしゃれですね。
きっといくつか色を変えたものを出すんでしょう。あまりスピードは出そうにないので、おっしゃる通り、町中をちょこちょこ動き回るのによさそうです。
by carotte (2010-09-23 20:11)
乗ってみたいな~。
乗っても見ても笑顔が似合いそうな車ですね。
by RobertCole (2010-09-24 01:04)
RobertColeさん
乗ってみたいですね。
消費者が実際に試乗できるのはあと2年先です。
by carotte (2010-09-24 23:55)
こんな車、欲しい~~~!
なんか面白い車ですね。
日本でも販売するんでしょうか?
by kazenotomo (2010-09-29 17:30)
kazenotomoさん
デザインが斬新ですよね。
最近、女性がデザインしてヒットした車がいくつかありますが、これもそうなるかな.....。来月、正式に発表されれば、日本でも販売されるかどうか分かるかもしれません。
by carotte (2010-09-29 19:57)