アルデンヌ県を巡る旅 その5 〜ベルギーとの国境〜 [シャンパーニュ地方]
シリーズの最後は、アルデンヌ県を流れるムーズ川沿いにあり、少し足をのばせば、そこはもうベルギーという町を訪ねます。
アルデンヌ県北部を蛇行して流れるムーズ川
ムーズ川の水源は、アルデンヌ県から南へ3つ目の県オート・マルヌにあり、川は、ここからヴォージュ県、ムーズ県、アルデンヌ県を通りベルギーへと流れ、さらにオランダを横断し北海へとそそいでいます。オランダではマース川と呼ばれています。
上記地図のとおり、ちょうど針の先のようにベルギーに食い込んだフランスの領土、これをLa Pointe de Givet(ラ・ポワント・ド・ジヴェ)と呼んでいますが、ここをムーズ川が通り、ベルギーへと入って行く、国境近くにある町がジヴェです。
ジヴェ
(Givet)
人口は6,777人。この辺りまで来ると、国境とは名ばかりで、実際にはベルギー人とフランス人が仲良くともに暮らす町のようです。
ジヴェのラジオ局でパーソナリティをつとめるベルギー人のジャーナリストのシャルルさんは、ベルギー人は(ワインを)一杯やりにフランスへ行き、フランス人はおいしいビールを飲みにベルギーにやって来る、なんて言っています。
映像は→こちら
豊かな自然に恵まれた地域ですが、ムーズ川の度重なる増水で、川沿いの家はなんども浸水したそうです。映像の中に、川に何本もの杭を打った場所が出てきましたが、barrage à aiguillesと呼ばれる小規模のダムです。杭を引き抜いたり打ったりしながら川の水位を調整します。
次回は、ノルマンディーのグルメシリーズです。
「今日、捕まえたウサギを自然に戻すことにした。森の入り口のところで放してやった後、一枚の看板に気がついた。『侵入禁止、罠あり』」
ヨーロッパの河はゆっくりと流れて行くさまが、
日本とは違う雰囲気で大好きです(^^)v
暮らしていると大変なんでしょうけどね・・・。
by soraaane (2010-11-17 08:05)
soraaaneさん
紅葉の中をゆっくりと流れて行くムーズ川は趣がありました。^^
このゆっくりと流れて行く川が増水した時が大変らしいです。地域によっては、水がさっと引いてくれないので、ポンプ使ったり.......。
by carotte (2010-11-17 09:57)
静かな村ですね。
静かに秋が深まっていく様子がとてもいいですね。
黄色の杭の数で水量を調節しているのですね。
なかなか大変な作業ですねぇ。でも穏やかな風景には似合っていますね。
レースの手仕事やパッチワークの作業が工芸品ですね。
オランダやベルギーなど窓辺を飾るレースの刺繍が印象的でした。
by orange (2010-11-17 13:07)
orangeさん
穏やかに季節が変わって行くという感じですね。
最後のレースの映像は、予告なんですよ。
このアルデンヌ県シリーズは先週シリーズで放送していたのですが、次の週の予告の中に出て来たのがレースです。で、実際に今週からやっています。当ブログで紹介するかどうか考え中。^^; 他に面白そうなシリーズを2つもやっているんですよ。今週は盛りだくさんです。
by carotte (2010-11-17 20:45)
美しい町なんですね。
なんだかノスタルジックな気分になりました。
by kazenotomo (2010-11-18 02:34)
kazenotomoさん
こんなにきれいな町がこんなところにあるなんて思っていませんでした。静かで、のんびりとした、平和な町のようですね。
by carotte (2010-11-18 14:38)