フランスの遺産を巡る vol.2 その３ 〜謎の柱〜 [フランスのお宝]
シリーズの三回目は、トゥールから20キロ弱ほどの村サンク＝マルス＝ラ＝ピルにある謎の柱。
Photo from Wikipedia
村の人口は3,200人ほど。
“サン＝マルスの柱（La Pile de Cinq-Mars）”と呼ばれ、今や村のシンボルになっているこの四角い柱は、高さ29.5メートル、幅約5メートル、中は切石と漆喰、外側はレンガで作られています。そして、ロワール川に面した南側の壁の上部には変わった幾何学模様が描かれています。
なんのために作られたのか、いまだにはっきりしたことは分かっていません。確かなことは、この建築物が2世紀から３世紀初めに作られたものだということだけ。
村の住人にとっては目印みたいなもの。柱があるおかげで道に迷うこともありません。柱の下には金銀財宝が隠されているという噂も流れて、誰かが掘ってはみたものの何もなかったという人もいます。
映像は→こちら
2005年の発掘作業で、別の建物が一つ、中東の捕虜とおぼしき人物の銅像、北側にはテラス跡が発見され、ここは霊廟ではないかと考える人もいます。一方、いやそのようなものではなく、領土の境を意味する建築物と考える方がまだ納得できるとか、川に船着き場があることから、その目印だったのではないかという人もいます。
いずれにしてもこの謎の柱は、いち早く国の歴史的建造物として指定を受けたそうです。
＊＊＊＊＊＊＊＊ フランス人のつぶやき ＊＊＊＊＊＊＊
「今日、掃除をするのに長椅子を動かした。それで３つの謎が解けた。先週、猫のワトソンがどこで餌を食べたか。同じ週に私が食べた魚の残りがどこへ行ったのか。この悪臭がどこから来ていたのか」
VDM (Vie de merde)より
不思議な塔ですね。2〜3世紀からあるとは。それは古いですね。
お魚の移動販売に来ていた白いTシャツの女性。気さくでチャーミングな
人ですね^^。（あまり関係ないコメントですみませんm(_ _)m）
by orange (2010-12-03 22:07)
orangeさん
かなり古い建造物です。しかも保存状態が良好。
実は、私も映像に出て来る女性(男性も^^;)はいつも気になってます。服装とかアクセサリーとか。使い方がとても参考になります ^^
by carotte (2010-12-04 10:12)
carotteさん、こんにちは。
映像にでてきた魚介移動販売車で売っているのは海の魚なんでしょうか？
鮮度が気になります （日本人は魚介の鮮度に敏感だと思います）。
by wattana (2010-12-04 17:18)
wattanaさん、こんばんは。
う〜ん、なんでしょうね。
ナレーションでは特に説明がありません。
ロワール川で釣れた魚でしょうか？
マスそかその種類に見えますが、どうでしょうね？
by carotte (2010-12-04 18:35)
正体不明の大昔の塔、地元の人たちのアイドルみたいですね。それにしても2~3世紀に建てられた塔がそのまま残っているなんて、さすが地震のない国！
by opas10 (2010-12-05 17:35)
opas10さん
いやあ、地震があったら完全に崩壊してますねえ。
とにかく、古いですから、この塔のない村は考えられない、という感じなんでしょうね。
by carotte (2010-12-05 22:25)