12月のごちそう その10 〜ブルターニュのスペシャル料理〜 [フランスのグルメ]
今日は、ブルターニュ地方のオーベルジュ“Auberge du Pont”のシェフが作ってくれるスペシャル料理です。
登場するのは2つのお料理。
一つは、ブルターニュ産オマール海老を使ったもの。
茹でたオマール海老から身を取り出し数切れに切り分けたら、スライスしたリンゴとニンジンと一緒に炒めます。
もう一つは、フォワグラ。なんと、海藻と合わせます。
映像は→こちら
ボールのフォワグラに海藻を放り込んでいるのを見た時は、いったいどんな料理になるのかと思いましたが、テリーヌだったんですね。これならうなづけます。宿のサイトでメニューをみると“Terrine de Foie gras d'entre terre et mer”(さしずめ「山と海を取り持つフォワグラのテリーヌ」と言ったところ?)となっています。お客さんが彩りも素晴らしいと言いながら美味しそうに食べてました。それに、板のような面白いお皿に盛りつけてありました。
オマール海老はブルターニュ人にとっても特別の時に食べる料理だそうです。
デザートは、塩バターキャラメルをトッピングしたフロマージュ・ブランでした。
このオーベルジュでは大晦日のディナーを用意しているようです。日頃、歌のライブもやっているらしいので、きっと賑やかな大晦日になるんでしょう。
だいぶ前のことになりますが、アルルでの大晦日の夜、やっと入れたレストランで夕食を取った折、深夜0時の直前にラジオのスイッチが入り、カウントダウンが始まりました。せいぜい10人かそこいらのお客さんしかいませんでしたが、クラッカーを鳴らしたり紙テープを投げたりして新年を祝ったことを思い出しました。
こんな所に宿泊してみたいです。
ボリューム満点ですね。大きなオマール海老です。
以前、行きた伊勢エビを自宅でボイルする時、
誰もできなくて息子にさせたら「お願いだからもう次から僕には
させないで!」と言われたのを思い出しました。"活け煮え"です
からねぇ。さすがに気持ちはわかります^^。
by orange (2010-12-23 20:26)
orangeさん
ああ、あれはちょっといやなもんです。すごい力で抵抗するのをむりやりですからねえ。でも美味しいんですよね、伊勢エビ。^^;
このレストランのオマール海老はブルターニュらしさを出してリンゴと一緒に調理してました。これも味わってみたいものです。
by carotte (2010-12-24 00:00)
carotte さん、こんばんは。
carotte さんのブログ記事 ~塩バターキャラメル~ に登場した Maisons de Bricourt のオーナー、オリヴィエ・ロランジェさんのスペシャリテが、相原由美子さんが書いた 「おいしいフランス極上の素材を訪ねる」を参照すると、「オマール ア・ラ・ナージュ」で、それはブルターニュの郷土料理に独自の新しさを加えた料理だそうです。相原由美子さんの本には、オマールは生態系がいまだに謎で、養殖できないそうです。
by wattana (2010-12-24 20:51)
wattanaさん
オマール・ア・ラ・ナージュは、きっとオマール海老が、魔法のように複雑でおいしい味のソースの上にのっているんでしょうね。^^
養殖ができないとなると、すべて天然ものということですね。そうなると穫れる数も限られていますね。
by carotte (2010-12-25 00:53)
carotte さん、オリヴィエさんのオマール・ア・ラ・ナージュは、何種類ものスパイスを使ったソースが特徴だと思います。ところで、オマールといっても、ブルターニュ産 (Homard Breton) は別格のようです。アルカンが扱っています。
http://www.arcane-jp.com/products/c_c_p/crustaces.html
by wattana (2010-12-25 17:52)
wattanaさん
料理を極めた先は、スパイスなのかもしれませんね。
オマールはbretonがくっ付いていたので、何かあるのかなと思っていました。
by carotte (2010-12-26 00:55)