冬のあったかスープ その4 〜新鮮簡単野菜スープ〜 [フランスの郷土料理]
ダイエットに最適?
シリーズの四回目は、野菜スープ。
今回は、野菜の栽培で知られるサン=トメールの農家の主婦がこのスープを作ってくれます。
この地域は雪と雨で潤った低湿地。野菜がよく育ちます。
今日の料理の食材は、穫れたてのネギとジャガイモだけ。切って、洗って、バターと塩を加えて煮込みます。45分くらい煮込んだところで、柔らかくなった野菜をフードプロセッサで粉々につぶします。最後に、生クリームを加えたらできあがり。上記写真をクリックして番組をご覧ください。
この家庭では、週に3回か4回は野菜スープを食べるそうです。
ネギは青いところも全部使ってました。日本のネギとは少し味が違っていて、玉ねぎとアスパラガスを足して2で割ったような味です。日本では「ポロネギ」と呼ばれています。繊維が豊富で低カロリーと聞けば食べないわけには行きません。
私は、ネギとジャガイモの他にベーコンを入れたスープを良く作りますが(どろどろにはしないで、野菜の形は一応残しておきます)、こんなに簡単な料理で、こんなにおいしいスープが出来るのかといつも感心します。やはりネギの力でしょうか?
写真の左横に半分だけ写っているワインが気になりますが、サン=トメールには創立1866年という歴史あるビール工場があります。町の名前がそのままビールの名前です。
フランスのビールと言えば、1664と書かれた黒ビールを思いつきますが、こんなところでもビールが作られていたんですね。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、携帯を探し続けて2日目になる。冷蔵庫を開けたら、野菜室で何かがぶるぶる震えていた」
VDM (Vie de merde)より
美味しそう~体が温まりそう飲んでみたいです!
by マンチ軍団 (2011-01-15 22:03)
マンチ軍団さん
ほんと、身体が温まりそうですね。
おまけに材料費もそれほどかかりません。
作り置きしておけば便利です。
by carotte (2011-01-15 23:51)
いいですね。
このネギ、ドイツでも"ポレーPoree"と呼ばれて、市場にありましたよ。
以前、家庭菜園をしていた時にフランスの友人に種を送って
もらって育てたことがあります。湿度はあるものの、さらっとした土が
好きなんですよね。育てるのはなかなか難しかったです。
by orange (2011-01-16 00:21)
orangeさん
すごい、ポロネギ栽培チャレンジャーですね!
日本のネギとは種類が違っているようで、ヨーロッパはたいていこの種のネギのようです。土や気候が違うと、同じように育てるのは難しいでしょうね。
by carotte (2011-01-16 09:48)
あのワイン、激しく気になりました(笑)。野菜スープとパンにワインって、ここのご家庭はとてもロ-カロリーな食事なんですね。そしてフランス人のつぶやき、冷蔵庫の中で寒さに震えていたとは(笑)。
by opas10 (2011-01-16 11:42)
opas10さん
気になりますよね、あのワイン。どうもサンテミリオンのワインではないかと思うのですが.....。
ワインを除けば、昔の質素な農民の食事という感じですよね。テレビの演出かもしれません。しかし、たぶん、とてもおいしいと思うのですよ。
携帯ってどの程度の寒さに耐えられるんでしょうね?^^;
by carotte (2011-01-16 18:09)
carotte さん、ポロネギの切り方、すごいというか、ひやひやします。知り合いのフランス料理のシェフに聞いたら、青い部分は、スープとか出汁に使うそうです。
by wattana (2011-01-17 19:00)
wattanaさん
まな板無しで、小さいナイフを使って切るのはよく見ますが、あの長いネギをあんな風に切るのは初めて見ました。
ポトフなどにネギを入れますが、青い切れ端を使いますね。出汁がよく出るんでしょうね。
by carotte (2011-01-17 21:44)