フランス伝統のゲーム その4 〜これこそボウリング?〜 [フランスのお宝]
シリーズ四回目は、暖かい屋内で楽しむゲーム。
フィニステール県の村エデルヌを訪ねます。
ゲームの名前は「ビリニック(Birinic)」。
今回のゲームは、あまり身体を動かさなくてすみます。しかも、暖かい暖炉のある部屋で、コーヒーを飲んだり、おいしいものを食べながら、楽しめます。
道具は、木製のピン9本、そのピンを立てて置く台が一台。この台には、支柱が立てられ、てっぺんからヒモで木製のボールがつり下げられています。
このボールを振り回して9本のピンを倒します。上記写真をクリックして番組をご覧下さい。
一人続けて3回までボールを振り回すことが出来ます。支柱を中心に円を描くように回します。回すのは一回転だけ。全部倒れればOKだそうです。しかし、このゲームも、地域によって異なるルールで楽しんでいるようです。倒したピンの数で勝負が決まるのもあれば、決まった数のピンを先に倒したプレーヤーが勝つ場合もあります。
ちょっと小型ですが、ストレス解消になりそうな.......。
かつてはあちこちのバーやカフェで楽しまれてきたそうです。今ではこのゲーム台を備えているお店も少なくなりました。番組に登場したのはオーベルジュ(宿泊施設のある飲食店)で、この少なくなった施設の一つだそうです。
ゲームをやっている人たちの傍らでは、食事を取る人もいれば、カウンターでビールを飲んでいる人もいました。そして、りっぱな暖炉がありました。オーベルジュの女将は78歳。ずっとビリニックを守ってきました。女将と同じで年季の入ったゲーム台でした。
現在では、こんなものを作って売り出している会社もあります。お値段は100€。
メーカーのサイトを見ると、遊ぶのに適した年齢が7歳〜99歳となってます。7歳はともかく、99歳とはどこから来た数字なんでしょ???
次回の最終回では、専用の大きなコートで楽しむ、ちょっと繊細なゲームを紹介します。
「今日、初めて暖炉に火をつけた。僕の彼女が良いことを思いついた。薪が汚れているから水で洗うそうだ」
VDM (Vie de merde)より
なんとも偶然の成せる業…とも思える結果が多いようですが、
みなさん楽しんでいますね。
頼りなさそうに見える男の子がこんな貫禄のあるおじいちゃんになるのか
と思うとなにやらおかしかったです。おばあちゃんも昔は美人だった
のでしょうね…さすが寒そうな地域ですね。気さくな定食屋さんといった所でしょうあ?
by orange (2011-01-23 09:23)
orangeさん、おはようございます。
その偶然というのが娯楽的なゲームには不可欠ですね。
恰幅の良いおじいちゃんたちに囲まれて、小さな男の子ががんばってました。
このお店の雰囲気はなかなかいいですね。近くの人たちが集まって来る社交の場にもなってるみたいです。
by carotte (2011-01-23 10:23)
フランス人のつぶやき、彼女が洗ったその薪を暖炉にくべたあとのことを考えると・・・合掌(笑)
by opas10 (2011-01-23 13:14)
opas10さん
とほほ....ですよね。
by carotte (2011-01-23 20:18)