冬のコルシカ島 その1 〜 カップ・コルスの村々 〜 [フランスの島々]
夏というイメージの強いコルシカ島ですが、冬の落ち着いた風景もまた魅力的です。
フランスのTV局TF1の午後1時のニュース番組で、今年2011年の1月10日から14日にかけて放送されたコルシカ島北部オート=コルス県の映像を、いつものように5回シリーズで紹介します。
下記地図の印のある地域を、青→赤→緑→黄→紫の順に訪ねます。第一回目は島北部の突端にあるカップ・コルス(Cap Corse)(コルシカ岬)の村々。
まずは、岬の突端にあるバルカッジョ(Barcaggio)生まれのピエールさんが、そこから2キロほど沖にあるジラリア島へボートで連れて行ってくれます。
ジラリア島の頂きには、昨年末に国の歴史的建造物に登録された灯台があります。1839年に建設が始まり、最初の明かりが灯ったのは1848年1月1日。現在はバスティアで遠隔操作されています。
灯台の隣にあるのはジェノバ様式の塔。16世紀頃にコルシカ島の防衛のために作られました。下記写真をクリックして番組をご覧下さい。
本島に戻ると、山の中にある村ロリアーノ(Rogliano)ではオリーブの収穫が行われています。収穫した実はオリーブ油になります。
この地域では風の吹き具合によって天候が変わるそうです。そして、岬の突端では時速200キロで風が吹き抜けて行くこともあるとか。
岬の西側にある港町チェントゥーリ(Centuri)には、たくさんの漁船が停泊しています。この日は天気にめぐまれ、猫たちが日向ぼっこしていました。夏は観光客でごったがえしますが、冬は静かです。
さらに岬を南に下ったところにあるカナリ(Canari)ではオーベルジュのレストランでお客さんが食事をしています。オーベルジュの名前がLe chat qui pêche(釣りをする猫)。この時期、ここから半径30キロで営業しているのはこの一軒だけ。
冬のコルシカでは、美しい自然を静かに堪能することができます。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、私の猫が一日何をしているか知るために後を付けた。猫は隣の家にいた。隣人にエサをもらい、ブラシをかけてもらい、別の名前で呼ばれていた。私の猫は二重生活をしていたのだった」
VDM (Vie de merde)より
猫の二重生活。面白いですね。実際に我が家の猫たちも、どこでどんな名前を付けられていで、どっちを本当の飼い主と考えているのやら・・・
by アヨアン・イゴカー (2011-03-01 00:14)
うゎっ、素敵なところですね。
島好きとしては、行ってみたいです。
「釣りをする猫」、ウィットの効いた名前ですね。
by 島酔潜人 (2011-03-01 00:22)
ねこちゃんたちが並んじゃってかわいかったです。オリーブオイルももしぼりたてはおいしいでしょうね。コルシカ島行きのフェリーがニースから出ていたように思いましたが、あれでいけるんですね。冬で人がいないせいもあるんでしょうが、すごくのどかな感じですね。なんかナポレオン=コルシカ島というイメージがちょっと変わりました。
by yuzuhane (2011-03-01 09:01)
アヨアン・イゴカーさん
猫(複数)飼ってらっしゃるんですね。
どこへともなく出かけて行って、いつのまにか帰って来てる。猫って、そんな感じですよね。
by carotte (2011-03-01 17:41)
島酔潜人さん
私も行ってみたいです。
「世界一遠い島」よりは行きやすいみたいですが、日本から行くとなるとやっぱり大変です。
この地域は猫がいっぱいいるんでしょうかね。
by carotte (2011-03-01 17:47)
yuzuhaneさん
猫たち可愛かったですね。
一匹さらってきたいくらいでした。^^
ニースからフェリーが出てるようなんですが、思った以上に時間がかかるみたいなんですよ(5〜6時間くらい)。でも、ニースに滞在してというのだったら行かない手はないように思います。私もまだ行ったことがないので一度行ってみたいです。自然の風景も村の風景もとても魅力的です。
by carotte (2011-03-01 17:59)
漁港にはやはり猫ですね(笑)。しかもコルシカのネコちゃんたち、みんな毛並みが良く丸々としていて、大事にされていそうです。
by opas10 (2011-03-05 13:55)
opas10さん
魚をもらって栄養たっぷりに育っているのかもしれません。
お店の名前も猫関係ですから、猫はこのあたりの名物になってるんでしょうね。
by carotte (2011-03-05 16:37)