冬のコルシカ島 その4 〜 冬の味覚 〜 [フランスの島々]
シリーズの四回目は、コルシカ島のグルメが登場します。
下記地図の黄色の印のある地域を訪ねます。
ロレット=ディ=カジンカ(Loretto di Casinca)村のジャンジャンさんはハムやソーセージを作っています。
15歳半でこの製造所に入り、お祖父さんに教えてもらいながら仕事をおぼえたそうです。学校に行く時間はあまりなかったそうですが、塩漬けの方法を教えてくれる家が学校だったとか。塩漬けは先祖から長年引き継がれて来たやり方だそうです。下記写真をクリックして番組をご覧下さい。
作られているのは、こんなハムやソーセージです。



Prizuttu Coppa Lonzu
一方、ポリ(Pori)村では、ジュリアンさんが山羊を育てています。
最初の仕事は子羊を母親から放すこと。なかなか大変な作業のようです。
子羊は身体を温めるために別の部屋に入れられ、大人の山羊は朝と夕方に外に草を食べにでかけます。
山羊のチーズにはこんなものがあります。
Brocciu Sartène
ヴァンゾラスカ(Venzolasca)にあるオーベルジュFerme Auberge U Fragnuでは、この地方の美味しい料理が食べられます。
オーナーのフランソワさんがお鍋でかき回しているのは、栗の粉で作ったポレンタでプランダ(pulenda)と言うそうです。プランダは薄切りにして、他の料理と一緒にいただきます。
暖炉の火にかけられていたのはコルシカ島のスープ。中身はなんでしょう?
そして、同じように暖炉の火にあぶられていたのが、フィガテール(figatellu)と呼ばれるソーセージ。豚の肝臓にニンニクの香りをつけて作られたソーセージです。
お客さんの話によると、プランダ、フィガテール、フレッシュチーズは夏には食べられない冬だけの食べ物だそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、プレゼントを開けたあとの包装紙を使って暖炉に火をつけた。その時からおばあちゃんがくれた150€の小切手がみつからない」
VDM (Vie de merde)より
美味しそうな生ハムですね。う〜ん。
チーズも…山羊。
週末なので今日は仕事の後、チーズ売場へ直行します^^。
画像の件、アドバイスありがとうございます。
まったく??なのですが、メモリもそれほど使ってはいないし…
原因究明してみます。danke sehr!!
by orange (2011-03-04 10:05)
orangeさん
コルシカ島のハムやソーセージは有名みたいです。チーズは牛や羊も入れるとかなりの種類があります。
画像、見られるようになるといいのですが.......。
by carotte (2011-03-04 19:18)
carotte さん、おはようございます。
映像に出てきた生ハムは燻煙 (スモーク)タイプですね。生ハムの製造においては、 ‘塩’ は調味料という役割だけではなく、脱水、殺菌、発色という役割を果たしています。ジャンジャンさんがお祖父さんから塩振りを教えてもらうのは、職人技の伝承であり、食文化の伝承だと思います。職人がいなくても機械で作ることができるハムが多い今、昔からの技法をいつまでも伝承してほしいと思います。
by wattana (2011-03-05 07:39)
wattanaさん、おはようございます。
日本語で塩梅といいますが、コツがあるんでしょうね。
フランスは味の個性を重んずるところがあるので、こうやって作っていけるのかもしれません。
去年の暮れ頃からさかんにフランス料理がユネスコの世界遺産に登録されたとTF1で言っていましたから、このような職人が作っているものは祖末にできないのかなと思っています。
by carotte (2011-03-05 10:27)
暖炉の火であぶっているソーセージがもう美味しそうで。特に150ユーロの小切手で焼くと余計に(笑)
by opas10 (2011-03-05 14:31)
opas10さん
ソーセージ美味しそうですよね。あれで冷えたビールなどごくごくっと行きたいものです。焼き加減がそれなりに難しそうなんですが、150ユーロ小切手、どうなんでしょうね。^^
by carotte (2011-03-05 16:15)