冬のコルシカ島 その5 〜 ネビウ地方の村々 〜 [フランスの島々]
シリーズの最後は、サン=フロラン湾に面するネビウ地域を訪ねます。
下記地図の紫の印のある地域です。
まず訪ねるのはリュタリ(Rutali)村のパン屋さん。
パンは、炭状になった薪の上で熱くなった石釜で焼かれます。15日間で1トン半の薪が必要だそうです。さらに夏はこの倍は必要とのことですから、島の人口も二倍になるんでしょうね。
焼きたてのパンを求めて早朝からお客さんがやってきます。この炭火の石釜焼きのパンだと10日はもつそうです。
パン屋のご主人が丸いパンを切ってみせてくれましたが、外側がかりっとして、中はしなやか。これが長く持つ理由でしょうか?
パンは村の家を回って配達もされるようです。下記写真をクリックして番組をご覧下さい。
リュタリから南西に5、6キロ行ったところにサン=ガヴィノ=ディ=テンダ(San-Gavino-di-Tenda)村があります。ここには家畜の棲息する地域が4つあるそうです。
おじさんが干し草とエサを運んで来たようですが、危うくロバに食べられそうになってました。
この村のバーには冬の間猟をする人たちが集まってきます。どの人も顔なじみ。お酒も入って賑やかです。
食事は外でバーベキュー。網の上にはど~んとあばら肉がのっています。いったい何の肉?牛?羊?
前回登場したコルシカ名物フィガテールもこんがりローストされていました。大きなパンを二つに切って、このソーセージを挟めば、フィガテール・サンドイッチのできあがりです。猟師の皆さんは豪快ですね。
最後に、昨年8月の過去記事で夏のコルシカ島も紹介しています。よかったらご覧下さい。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、同居人にパンを買って来てもらおうと携帯にメールした。10分たっても何の返事もないので、さては携帯の電源を切っているのだなと思い、電源を入れるようにと2通目のメールを送ってしまった」
VDM (Vie de merde)より
あの骨付き肉、メチャクチャ美味しそうでした。赤ワインとともにいただくと・・・たまらないでしょうね~。
by opas10 (2011-03-05 14:29)
opas10さん
それに屋外ですからねえ。味もひとしおでしょう。
それにしても、あの骨付き肉は切り分けるのがたいへんそうです。
by carotte (2011-03-05 16:01)