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冬のコルシカ島 その5 〜 ネビウ地方の村々 〜 [フランスの島々]

 シリーズの最後は、サン=フロラン湾に面するネビウ地域を訪ねます。

Haut-Corse02.jpg

 下記地図の紫の印のある地域です。

 

より大きな地図で 冬のコルシカ島 を表示


 まず訪ねるのはリュタリ(Rutali)村のパン屋さん。


 パンは、炭状になった薪の上で熱くなった石釜で焼かれます。15日間で1トン半の薪が必要だそうです。さらに夏はこの倍は必要とのことですから、島の人口も二倍になるんでしょうね。


 焼きたてのパンを求めて早朝からお客さんがやってきます。この炭火の石釜焼きのパンだと10日はもつそうです。


 パン屋のご主人が丸いパンを切ってみせてくれましたが、外側がかりっとして、中はしなやか。これが長く持つ理由でしょうか?


 パンは村の家を回って配達もされるようです。下記写真をクリックして番組をご覧下さい。


NabbiuTV.jpg


 リュタリから南西に5、6キロ行ったところにサン=ガヴィノ=ディ=テンダ(San-Gavino-di-Tenda)村があります。ここには家畜の棲息する地域が4つあるそうです。


 おじさんが干し草とエサを運んで来たようですが、危うくロバに食べられそうになってました。


 この村のバーには冬の間猟をする人たちが集まってきます。どの人も顔なじみ。お酒も入って賑やかです。


 食事は外でバーベキュー。網の上にはど~んとあばら肉がのっています。いったい何の肉?牛?羊?


 前回登場したコルシカ名物フィガテールもこんがりローストされていました。大きなパンを二つに切って、このソーセージを挟めば、フィガテール・サンドイッチのできあがりです。猟師の皆さんは豪快ですね。

 

 最後に、昨年8月の過去記事で夏のコルシカ島も紹介しています。よかったらご覧下さい。

 

 夏のコルシカ島 その1 〜ユルビノ池〜 

 夏のコルシカ島 その2 〜南西海岸〜

 夏のコルシカ島 その3 〜南部内陸〜

 夏のコルシカ島 その4 〜美しい湖〜

 夏のコルシカ島 その5 〜ピアナの入り江〜

 



******** フランス人のつぶやき *******


「今日、同居人にパンを買って来てもらおうと携帯にメールした。10分たっても何の返事もないので、さては携帯の電源を切っているのだなと思い、電源を入れるようにと2通目のメールを送ってしまった」


VDM (Vie de merde)より



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コメント 2

opas10

あの骨付き肉、メチャクチャ美味しそうでした。赤ワインとともにいただくと・・・たまらないでしょうね~。
by opas10 (2011-03-05 14:29) 

carotte

opas10さん
それに屋外ですからねえ。味もひとしおでしょう。
それにしても、あの骨付き肉は切り分けるのがたいへんそうです。
by carotte (2011-03-05 16:01) 

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