ポール・ボキューズ [トピックニュース]
今年2月に85歳を迎えた料理人ポール・ボキューズ。フランスのTV局TF1のテレビクルーが、リヨン郊外にあるお店を訪ねました。
朝は毎日６時半起き。85歳になってもシェフ帽をきりりとかぶると厨房に顔を出し、一日の仕事の様子を見守ります。
2011年度版のミシュランが出版されましたが、新しく星を獲得したレストランはありません。そんな中、ポール・ボキューズは、1965年にミシュランの三つ星を獲得して以来、46年間それをずっと維持し続けてきました。下記写真をクリックして厨房とお店の様子をご覧下さい。
ロシアのつぼ焼きのような料理は、黒トリュフのスープ(Soupe aux truffes noires V.G.E)。料理人として初めて勲章を授与された時、当時のフランス大統領であるジスカール・デスタンに捧げた料理だそうです。料理名の最後についているV.G.E.はこの大統領の頭文字です（Valéry Giscard d'Estaing)。
そして、茶色の風船のようなものはブレス産の鶏料理(Volaille de Bress en vessie "Mère Fillioux")。風船は豚の膀胱だそうです。こちらも惜しげもなく黒トリュフが使われています。
お店が開店すると、ボキューズさんみずからお客様をお迎えします。
自宅の一部がお店になっています。建物から家具にいたるまで長い歴史が刻み込まれており、すべて頭の中に入っているそうです。
そして数々の有名人がこのお店の料理に舌鼓を打ちました。
ブレス産鶏料理については下記動画をご覧下さい。
＊＊＊＊＊＊＊＊ フランス人のつぶやき ＊＊＊＊＊＊＊
「今日は僕の誕生日。家族とレストランで食事をした。食事も終わる頃、突然明かりが消えたかと思うと、スターウォーズのテーマソングととともに、バースデーケーキが運ばれて来た。僕の名前はルーク」
VDM (Vie de merde)より
carotte さん、おはようございます。
３月３日 （木曜日）の「ブラッスリー ポール・ボキューズ 博多」のオープンを記念して、ポール・ボキューズ氏が５月に来日するそうです。
http://www.hiramatsu.jp/hakata/plan.html
by wattana (2011-03-25 04:10)
wattanaさん、おはようございます。
５月に来日とは、はやりお元気なんですね。
三人の豪華コラボ。お値段もそれなり。全部込みと思えばそう高いわけではなさそうですね。
by carotte (2011-03-25 09:12)
毎度、フランス人のつぶやきに、笑わされております。スターウオーズ曲とルーク。思わず哄笑。（事実だったとすれば、そのアイデアした人の温かさが嬉しいですね）。
by t-toshi (2011-03-25 10:20)
t-toshiさん
愉快な家族のようですね。うけをねらってます。
これ、日本のレストランでもやるとうけるかもしれません。ただし、ルークという名前の日本人はいそうにもありませんけど ^^;
by carotte (2011-03-25 17:09)
フランス人のつぶやき、名前がルークでよかったですよね。ダースだったら・・・。
by opas10 (2011-04-02 15:12)
opas10さん
ダースだった場合は、やっぱりあれが流れてくるんでしょうね ^0^
by carotte (2011-04-02 18:54)
こんばんは。ご無沙汰しております。ポールボキューズは、今ニースにいる娘が、以前通訳のアルバイトで金沢の店に行った際、一緒に来日されていたご本人に会えたことや、サービスの素晴らしさ、あのスープの味にいたく感激したとのことで、ぜひニースからパリまでの途中でリヨンに寄って本店に行ったほうがいいとのすすめもあって、昨年夏にこの本店に行きました。ボキューズ氏と一緒に写真撮らせていただいたのも、いい思い出です。タクシー呼んでくださった方も画像に登場されていましたし、あの派手な外観のお店の感じとか本当に懐かしく思い出しました。30年以上3つ星続けるという陰には、あのお年でのあの気配り、や行動力などもあるんだろうなと思います。日本人の方も修業されていたみたいでした。なんか最近自分がそんなことやってても仕方ないんですが、いろいろな事を考えこんで沈んでいましたが、なんかこの画像拝見して元気が出ました。ありがとうございました。
by yuzuhane (2011-04-02 20:21)
yuzuhaneさん、お久しぶりです。
あのスープ、召し上がったんですね。しかも本店で。
だいぶ前になりますが、私もリヨンに行った際にお店に行くことを考えなくもなかったのですが、お財布の問題やら時間の問題で(><)、結局、行かなかったのです。
最初の星を獲得して一度も落とすことなくずっと維持して来られたのは、やはり料理に対する情熱が少しも変わらなかったということなんでしょうね。並の情熱じゃないですね。
今回の地震で、私自身、具体的に被害を受けたわけではありませんが、なんとなく、重たい気分になります。今は忍耐のときですね。時々、明るい話題に目を向けつつ、冷静に対処しようと思っています。
by carotte (2011-04-03 09:20)