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リビア空爆など [トピックニュース]

 フランスは、今月19日、カダフィ軍に対する空爆を開始しました。

 

 現在、リビアから約500キロのマルタ島近海に停泊している原子力空母シャルル・ド・ゴールを基地として、戦闘爆撃機ラファールがリビア空爆を続けていますが、あのコルシカ島に、もう一つの空軍基地があります。最初の空爆機がリビアに向けて飛びたったのはここでした。

 

 基地があるのはコルシカ島南東部にあるソレンツァラ。

Corse_Solen.jpg 

 

 午前7時10分、すでに戦闘機の点検と整備が始まっていました。そして8時には4機がリビアへと飛び立ちました。下記写真をクリックして番組をご覧下さい。(2011年3月26日放送)

 

LibyeTV.jpg


 この基地には22人のパイロットと整備士たちが駐屯しています。それぞれが任務を果たすためには家族のようなつながりが大切だと言います。


 この基地にはバー、レストラン、スポーツ施設が完備されています。トレーナーは、隊員たちの肉体管理だけでなく精神面でのサポートも行っています。

 

 午後2時半、ミッションを終えた戦闘機が戻ってきました。

 

 緊張の続く6時間の飛行中、狭いコックピットの中で過ごすのはやはり疲れます。基地に戻って、飲み物を飲んだり食事をしたりして休むそうです。

 

 このところTF1のニュースでは、リビア情勢、日本の地震、原発問題と、あまり楽しくない話題が大半を占めていますが、最後にこんな話題を紹介します。

 

 フランス西部の小さな村モミュソンでは、水仙の花が満開です。

Paris_Maumusson.jpg 

 モミュソンは人口1000人にも満たない小さな村。しかし、ここには2ヘクタールという広大な水仙のお花畑があります。下記写真をクリックして番組をご覧下さい。(2011年3月10日放送)

jonquillesTV.jpg

 

 畑と言っても、仕事で栽培しているわけではありません。

 

 土地の所有者アンジェリックさんは、誰がここに水仙を植えたのか分からないと言います。分かっているのは、少なくとも四代前から花が咲いていたことだけ。

 

 この花が咲き始めると春まぢか。ここは一週間に3日、一般の人たちに開放されています。

 

 あちこちから大勢の人がこの花を摘みにやってきます。毎年恒例になっている人もいるそうです。老人ホームからやって来る人たちにとっては、良い運動になると言います。

 



******** フランス人のつぶやき *******


「今日、数学の成績が悪かったため、先生(女)が父と面談することになってしまった。父はトワレを振りかけ、花束とチョコレート一箱を買込むと、いそいそと出かけて行った」


VDM (Vie de merde)より



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コメント 4

orange

世界は目まぐるしく動いています。
今までと同じように。日本もその一部ですね。
確かに信じられないくらいの規模の自然災害に見舞われて
"国難"であるには違いありません。が、昔とは異なり世界が緊密に
結びついているということ。海外事情も目が離せません。
ドイツの地方議会選挙にはFUKUSHIMAの影が。
by orange (2011-03-27 22:46) 

carotte

orangeさん
世界で一度にいろんなことが起きてしまいました。全部これまで続いて来たことに見直しをせまられることばかり。
ドイツは大規模な反原発運動がありましたね。TF1でも映像を流してました。フランスはちょうど地方議会選挙が終わったばかりです。野党左派の勝利でした。原発問題は主な争点にはなってなかったようです。これから議論が始まるのかもしれません。
by carotte (2011-03-28 08:59) 

opas10

フランス人のつぶやき、できの悪い子供もラテン系な父親にとっては、悩みの種どころかありがたい存在なんですね(笑)。
by opas10 (2011-04-02 15:20) 

carotte

opas10さん
お父さんのおかげで、問題の焦点が完全にぼやけてしまいました。
困ったオヤジです。^^
by carotte (2011-04-02 19:10) 

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