エイプリル・フール [地方の小さなできごと]
4月1日のエイプリル・フールの日、フランス北部ノール県ル・カトー=カンブレジの商店街は、何かがちょっと変でした。
約30軒ほどの商店が、一日だけ仕事を交換することにしたのです。下記写真をクリックして映像をご覧下さい。
ミッシェルさんはパン屋さんですが、今日、手にしているのはパン生地ではなく、女性の髪の毛。「大丈夫ですよ、ご安心ください」などと言ってますが、本当に大丈夫なんでしょうか?
一方、ピエール・マリーさんは不動産屋さんですが、今日はなんと女性用下着の店員です。仕事の内容に大きな開きがありますが、あまりそれを感じさせません。
パトリックさんはいつもは豚肉やハム・ソーセージを売るお店をやっていますが、今日は車の部品を売る店員です。冗談混じりに楽しそうに電話でオーダーを受けています。
その他には、お花屋さんがタトゥー屋さんに、あのパトリックさんのお店で働いているのは靴屋さん、という具合になっているそうです。
今日が終わればいつもの商店街に戻るそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、私はリヨンの繁華街にあるお店で働いています。今朝、開店してからというもの、4人の人物しか見ていません。上司、親友、仲間の一人、そして鏡に映った自分の姿」
VDM (Vie de merde)より
フランス人らしい?楽しみ方ですね(^^)
商店街ぐるみとは、恐れ入りました~。
by soraaane (2011-04-03 22:00)
soraaaneさん
団結力のある商店街のようです。
商売の方は大丈夫だったのかなと心配ですが.....。
by carotte (2011-04-04 07:29)
さすが、何事にも大らかなフランスならではのイベントですね。これはお客さんの側も一緒に楽しむ気が無いとうまくいかないでしょうね。
by opas10 (2011-04-10 16:25)
opas10さん
お客さんが寛容でないと、この催しは成り立たないですねえ。
ちょっとしたお祭りみたいに皆で楽しんでるんでしょうね。
by carotte (2011-04-10 20:36)