代々家族が営む地方のホテル その1 〜 アルザス地方 〜 [フランスのお宿]
今日から、家族が代々経営してきた地方のホテルを4回のシリーズで紹介します。いずれもレストラン付きです。
第一回目は、アルザス地方のラ・プティット=ピエールにあるホテルHôtel des Vosges(ホテル・デ・ヴォージュ)。
ラ・プティット=ピエールは人口600人ほどの小さな村ですが、なぜかホテルが5軒もあるそうです。
そのうちの一つオテル・デ・ヴォージュは、1924年に開業して以来、4世代に渡って同じ家族に受け継がれてきました。オーナーはいずれも料理人です。常に気をつけていることは、新鮮な食材を使うこと。下記写真をクリックして番組をご覧下さい。(2010年4月20日放送)
活きの良い魚はマス。お客さんの注文があるまで生け簀で泳いでいるそうです。
4代目にあたるエリックさんが作っている料理は、リースリングワインを使った鶏料理。初代からずっとここに伝わる料理です。
レストランを利用するお客さんは、居心地が良い上に、リーズナブルな値段でおいしい料理が食べられると太鼓判を押していました。
地質学者になりたかったという三代目にあたるジャンさんは、ホテルの裏にある庭で、花や料理用のハーブを摘みます。
夕食は松の板張りのブルジョワ風レストランでいただきます。この地方で穫れる食材を使った料理ばかり。デザートのサクランボは、ホテルの庭で収穫したもの。キール酒でフランベしてあります。
キッチンでは朝食用のパンの準備。一晩寝かせ、翌朝焼きます。
出来上がったのはアルザス名物のクグロフ。
部屋は全部で30室。一泊59.50€~85.50€。(宿泊代のみ。食事は別)レストランの定食は29€~56€。
最後に登場したのは5代目のディエゴ坊やでした。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、姉の家に行くのに高速道路を使った。最初の料金所で4歳になる息子が叫んだ。『やったあ〜、フライドポテトが食べられる!』息子はマクドナルド世代」
VDM (Vie de merde)より
carotte さん、リースリングを使った鶏肉料理、食べたことがないので、どんな味がするのか食べてみたいです。朝食のクグロフにもひかれます。
by wattana (2011-04-09 21:57)
wattanaさん
ホテルのサイトにレシピが出ています。
「Coq au vin」のvinにリースリングワインを使ったシンプルな料理なのですが、リースリングにするとまた味わいが違うんでしょうね。
はい、クグロフの朝食はぜひいただいてみたいです。これを見ているうちに、近くのパン屋さんで売っているので(やや高めのお値段)、買って来て食べたくなってしまいました。
by carotte (2011-04-10 09:17)
5代目はまだ髪が生えそろっていないので、3代目にそっくりなのがよ~くわかりましたよ(笑)。
by opas10 (2011-04-10 16:40)
opas10さん
そう言えば、人間、年取るとどんどん子供に戻って行くなんて話をどこかで聞いたことがあるような。
by carotte (2011-04-10 21:19)