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ハート・オヴ・ノルマンディー [ノルマンディー地方]

 フランス北西部のカルヴァドス県の東部にはオージュ地方と呼ばれる地域があります。

 

 オージュ地方と言えば、コロンバージュという手法で建てられた家々、草を食む馬の姿、お酒、チーズと、ノルマンディーを象徴するものばかり。ノルマンディの魂とも言える地域なのです。

 

Paris_Auge.jpg

より大きな地図で オージュ地方 を表示

 

 今回はこの地域の名物を求めて、上記地図の3つの村を訪ねます。下記写真をクリックして番組をご覧下さい。(2011年4月15日放送)

 

augeTV.jpg

 

 まずは、骨組みに木を使ったコロンバージュ式の美しい家並みが続く村ブヴロン=アン=ノージュ(Beuvron en Auge)を訪ねます(上記地図の青印)。

 

 人口は200人ほど。「フランスの最も美しい村」の一つです。10世紀頃にはすでにあったということですから、長い歴史を持つ村です。

 

 ちょっと演出過剰で凝り過ぎと言う人もいるようですが、そう言う村があってもいいんじゃないですか、とこの村を良く知るミッシェルさんは言います。

 

 次に訪ねるのがカンブルメール(Cambremer)(上記地図の赤印)。シードルを蒸留して作るお酒カルヴァドスの醸造所(Calvados Pierre Huet)があります。

 

 現在の経営者フィリップ・ユエ(Philippe Huet)さんは四代目に当たります。

 

 1865年、牧畜業を営んでいた初代が、ここでシードルを蒸留し熟成させ始めたのがその起源だそうです。フィリップさんが案内してくれたカーヴは、お祖父さん、つまり二代目が1924年に作ったもの。ここをカルヴァドスの醸造所として確立したのがこの二代目だそうです。

 

 蒸留は1回ではなく2回というのがAOC付きカルヴァドス(カルヴァドス・ペイ・ドージュAC)の特徴です。そして、古いものの中には50年ものもあるそうです。

 

 3つ目に訪ねるのが、あのチーズ「ポン=レベック(pont-l'évêque)」の製造所(Françcoise et Jerôme Spruytte)です。カンブルメールから20キロほど東に行ったサン=フィルベール=デ=シャン(Sait-Philbert-des-Champs)にあります(上記地図の緑印)。

 

 このチーズの起源は古く、12世紀頃にまでさかのぼるそうです。ジェロームさんは、熱処理をほどこさない牛乳をつかって製造する数少ない製造者(4軒)の一人です。

 

 最後に、コロンバージュ式建物の修復や復元を行う大工さんも登場しました。

 

 技法は中世の頃と同じ。まずは横に寝かせた状態で骨組みを作り上げます。

 

 建物によっては400年以上を経過したものもあります。

 

 左右対称の幾何学的な作りが家屋に適しており、それがまた美しさを生んでいるのではないかと大工のジャン=ポールさんは言っていました。


 

 

******** フランス人のつぶやき *******


「今日、パーティの後、車で帰宅する途中、検問に引っかかってしまった。風船をふくらませていたら、強く息を吐きすぎたせいか、大して飲んでないのに、急に酔いが回ってしまった」

 

VDM (Vie de merde)より



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コメント 6

島酔潜人

クールベが好きで、一度だけ「エトルタ」に行った事があるのですが、古い木の骨組みのレストランで食べた食事がとても美味しかったことを思い出しました。
by 島酔潜人 (2011-04-17 09:49) 

opas10

コロンバージュ、木の骨組みの間にレンガや漆喰を埋める様式ですね。英国に渡るとハーフティンバー様式と名前を変えていますが、味わい深いんですよね。
by opas10 (2011-04-17 14:33) 

carotte

島酔潜人さん
私もエトルタには行ったことありますよ。
この番組を見て初めて、コロンバージュの建物が並んでいたのを思い出しました。おしゃれなリゾート地という感じのところでした。
by carotte (2011-04-17 21:39) 

carotte

opas10さん
なんというか、石の建物と違って、ほんとに「家」という感じがしますね。それに、なんとなくおとぎの国風でもあります。イギリスの田舎でこの手の家を見たときは、魔法使いのおばあさんが毒リンゴを売りに来そうな雰囲気に見えてしまいました。^^
by carotte (2011-04-17 21:45) 

wattana

carotte さん、今回の映像を見て、農業用トラクターに注目してしまいました。農業用トラクターが走っている場面が2回(2台)ありました。1台目は緑色、2台目は赤色で、ブルゴーニュ地方でよく見かけたトラクターです。赤色はMassey Ferguson だと思うのですが、緑色はどこのメーカーのトラクター(John Deer?)
なのかよくわかりませんでした。
http://www.masseyferguson.com/EMEA/FR/products/16.aspx
http://www.deere.fr/fr_FR/index.html
(変なことが気になってしまいました。ゴメンナサイ)
by wattana (2011-04-19 18:22) 

carotte

wattanaさん
赤いトラクターには気がつきましたが、緑は気がつきませんでした。映像を再度見て、ブヴロン=アン=ノージュの道路をさっと走り抜けて行く緑色のドラクターを確認しました。
どうも色だけでなく形も違っているようです。用途も違うんでしょうかね。
by carotte (2011-04-19 23:47) 

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