SSブログ

フランス版地震予測地図 [東日本大震災関連]

 フランスでは、昨日、地震の発生するリスクのある地域を地図に表したものが公表されました。

 

 すでに20年ほど前に公表されたものの更新版ですが、この20年間の科学の進歩で、より綿密なデータ解析が可能になったとかで、かつて全体の14%ほどしかなかった地震発生地域が、今回は60%に拡大しました。下記写真をクリックして番組をご覧下さい。(2011年4月30日放送)

 

sismiqueTV.jpg

 

 地図は地震の起きるリスクの大きさによって5段階で色分けされています。

 

 - 赤(高い)

 - オレンジ(やや高い)

 - やまぶき色(中程度)

 - 黄色(若干)

 - 白(非常に低い)

 

 リスクの高い地域はどれも海外県ですが、本土では南部のピレネー山脈付近、南東部のアルプスに近い地域が地震の起きる可能性が他より高くなっています。

 

 途中、20年前の地図が登場しましたが、当時はほとんどの地域が白で、今とはだいぶ違っています。

 

 最新版の特徴は、オレンジと黄色の範囲が広がっているところでしょうか。

 

 この最新版は、EUの耐震基準に準拠したもので、本日5月1日より有効となります。そして、これをもとに該当地域では、建築構造だけでなく、より強度の建築資材の使用が義務づけられることになるそうです。

 

  

 

******** フランス人のつぶやき *******


「今日、マドリッドにいます。ベッドの上にパソコンを置いて、フランスにいる母や弟とスカイプで話をしていると、突然、母がおびえたような顔で言った。『マドリッドで地震が起きたの?』ママ、パソコンが動いただけよ」

 

VDM (Vie de merde)より



nice!(26)  コメント(6) 

nice! 26

コメント 6

orange

ヨーロパでは地震はあまり起らないと言われていますが、
それでも起る可能性が高い地域はあるのですね。
ドイツではライン川沿いに断層があると聞いて事があります。
確かに欧州の建物の耐震基準は日本のそれよりかなり甘そうですね。
少し前ですが、地下鉄工事が原因でケルン(ドイツ/ライン川沿い)で、
住宅や博物館の入った建物が倒壊する事故がありました。
原因はことなりますが、見れば鉄筋など入っていそうにない建物でした。
by orange (2011-05-01 23:57) 

carotte

orangeさん
フランスにいて地震を体験したことはないのですが、どうやら、まるきり無いというわけではなさそうです。山間部ではわりに定期的に起きるとナレーションで言っています。でも、それほど強度の地震ではないとか。
ヨーロッパは石やレンガを積み上げて作った建物が多いですね。日本みたいな地震が起きたら、ばらばらと全部崩れ落ちそうな気がします。
by carotte (2011-05-02 12:20) 

opas10

こうやってみるとフランス政府は、本土での地震はあまり心配しなくてもよいと言っているように見えますね。でも、地震の備えがない国で地震が起きると、予想以上に被害が甚大になるのですが・・・。
by opas10 (2011-05-02 17:47) 

kawasemi

niceありがとうございます。
ブログを楽しみましょう。
そして、楽しい情報を交換しましょう。
by kawasemi (2011-05-02 20:12) 

carotte

opas10さん
地震予測は、これまでの統計や、人間が観察できる範囲で地球を調べた結果出しているわけで、絶対的なものではないですよね。
万が一パリで地震が起きたら、エッフェル塔は残るかもしれませんが、その他の建物はがらがらがらと崩れ落ちると思います。
by carotte (2011-05-02 21:52) 

carotte

kawasemiさん
こちらこそありがとうございます。
そうですね、楽しくやりたいです。
よろしくお願いします。
by carotte (2011-05-02 21:55) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。