パリのストリートアート [パリ]
パリの通りを歩いていると、下記の写真のように、歩道にポールが立ち並んでいるのに気がつきます。
車が歩道に乗り上げないようにするフェンスの役割を果たしていますが、パリ市全体で350,000本もあるそうです。一本の値段は24〜38ユーロ、設置するのに一本30ユーロほどかかるとか。どうやらパリ市はこのポールに大金をつぎ込んだようです。
それはさておき、一昨年と昨年、このポールをアートに変えるイベント“Potobos”が行われました。場所はパリ12区にあるアリーグル市場。これまでに2009年6月、2010年12月の2回行われました。そのうちの2009年6月の様子を下記写真をクリックしてご覧下さい。(ちなみに2010年12月についての写真は→こちら)
そして、今年6月5日、パリ2区にある1000本のポールを緑に変えよう!というイベント“Potogreen”が開催される予定です。計画はこんな感じ。
- 植木鉢にするための牛乳パックを集める(4パックでワンセット)
- 5〜15セット確保したら参加申し込みをする
- 5月末〜6月初めに花が咲くように種まきをして苗を用意しておく
- 5月に育った植物を牛乳パックの鉢に植え替える。
- 6月5日、皆でその鉢をポールにセットする
6月5日の映像が手に入りしだい、当ブログで紹介する予定です。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、ミルクを鍋に入れて火にかけると、15歳になるわが娘にミルクを見ているように頼んだ。しばらくしてキッチンに戻ると、娘が牛乳パックをじっと見つめていた」
VDM (Vie de merde)より
日本でもこんなイベントがあると楽しいかもしれませんね。
でも1本30ユーロの設置代金は、それほど高くないかもしれませんね。
日本なら倍程かかるかもしれませんね。
by orange (2011-05-12 00:21)
orangeさん
Potobosの方はアートの素地が必要そうですが、Potogreenは誰でも参加できそうでいいですね。
このポール、必要か不要かという議論があったふしがあります。もうパリの風景の一つになってしまって、なくなってしまうとちょっと残念な気がします。
確かに日本だともっと費用がかかるかもしれません。
by carotte (2011-05-12 10:50)
いろいろな発想があって思い白いですね。
by アヨアン・イゴカー (2011-05-15 15:42)
Potobosは,面白いイベントですね!街中の味気ない景色がアートになっちゃうんですよね。しかも参加型だから画一的でなく押しつけがましさが無い。日本の行政にもこのくらいの遊び心が欲しいものです。
by opas10 (2011-05-15 17:50)
アヨアン・イゴカーさん
そうですね。こんなものがアートになると思ってもみませんでした。パリならではというところでしょうか。
by carotte (2011-05-15 20:55)
opas10さん
パリ市とあるアーティストが組んで企画しているらしいです。日本もアイデアしだいで面白いことができるような気がするのですが、なかなかないですね。
by carotte (2011-05-15 20:57)