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ソーヌ=エ=ロワール県の小さな村 その1 〜 ベルゼ 〜 [ブルゴーニュ地方]

 今日から3回シリーズで、ブルゴーニュ地方のソーヌ=エ=ロワール県(Saône-et-Loire)にある小さな村を訪ねます。

 

Paris_Saoneetl.jpg

 

下記地図の青→赤→緑の順に訪ねます。

 

より大きな地図で ソーヌ・エ・ロワール県の小さな村 を表示

 

 第一回目は、美しいお城のあるベルゼ=ル=シャテル(Berzé-le-Chatel)。

 

 村の人口は70人ほど。この村を見下ろす岩の上にベルゼ城(Château de Berzé)は立っています。ブルゴーニュ地方の城塞の中で最も大きく、保存状態の良い城だそうです。

 

 連続した3つの城壁に囲まれた城には14本の塔があり(13本が13世紀、1本が11世紀のもの)、うち2本に、日本風に言えば、天守閣があります。下記写真をクリックして番組をご覧下さい。(2011年5月9日放送)

 

BerzeChatTV.jpg

 

 10世紀末に、この地に要塞のある礼拝堂があったことが確認されていますが、これがベルゼ城の起源とされています。

 

 1817年にミィー伯爵家の所有となって以来、その子孫が代々継承しています。

 

 現在の所有者はアンヌ・ドゥ・ミィーさん。見学者に10世紀にも渡るお城の歴史を伝えます。

 

 この一帯は、かつて石膏の製造がさかんでした。ベルゼ=ル=シャテル村にも古い石膏の製造所跡があります。

 

 土の中から掘り出された原石は、砕かれ、窯で熱せられ、粉にされて石膏になります。そのため、製造所跡には、長方形や円形の窯が並んでいます。

 

 映像に登場した皆さんは、この製造所跡を歴史的建造物として保護する活動をしている方々です。井戸のような穴は採掘所。

 

 この村から5キロ足らずのベルゼ=ラ=ヴィル(Berzé-la-Ville)村にはホテル兼レストラン“Le Relais du Mâconnais”があります。

 

 オーナーシェフのアルノーさんは、曾祖父の時代から続いているお店を受け継ぎました。ブルゴーニュの伝統料理をより洗練させ新しくして出しています。

 

 2006年度の赤のミシュランガイドを見ると、スプーンとフォークのマークが2つ付いて紹介されています。

 

 そして忘れてならないのはワイン。最初に紹介したお城には葡萄園があります。この葡萄がChâteau de Berzéという名前の赤ワインになります。

 

 お城を見ながら葡萄の手入れとは、ブルゴーニュならではでしょうか?

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******


「今日、予定では、サッカーをしたら皆でバーベキュー、その後は海水浴だったのだが、結局、サッカーをやって病院に運ばれギブスになってしまった」

 

VDM (Vie de merde)より



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コメント 4

wattana

carotte さん、おはようございます。
Le Relais du Mâconnais のホームページを見ました。
こういうところで、のんびりと過ごしてみたいですね。
by wattana (2011-05-15 06:53) 

carotte

wattanaさん、おはようございます。
手元のミシュランでは、建物やインテリアが良い、料理は今風の味わい、ホテルの部屋は機能的、そんな感じのことが書かれてあります。このくらいのところだったら、気持ちよくのんびりできるかしれませんね。
by carotte (2011-05-15 09:05) 

opas10

フランス人のつぶやき、そうきましたか、石膏ということでギブス!!座布団2枚でっす(笑)。今回はブドウ畑だけでいつものワイン試飲がなかったのがちょっと残念です(笑)。
by opas10 (2011-05-15 19:06) 

carotte

opas10さん
座布団いただいたところで、おあとがよろしいようで.....。
ワインの試飲はその2、その3でたっぷり登場しますのでお楽しみに。
by carotte (2011-05-15 22:18) 

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