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鳩をめぐる旅 その3 〜 鳩小屋に泊まる 〜 [フランスのお宿]

 シリーズの最後は、宿泊施設に変身した鳩小屋です。

 

Paris_StPauld.jpg


 18世紀の鳩小屋を修復してできたジット(田舎の宿泊施設)は三階建て。一階がキッチン付き食堂。らせん階段を上がると、二階が居間、三階が寝室です。

 

 建物の回りには、子供のための遊具や、バーベキュー施設、屋根付き食堂が備えてあり、森の中の一軒家と言った風情です。下記写真をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2011年5月27日放送)

 

pigeonniergitTV.jpg

 

 ジットの名前はL'Impérial

 

 寝室の天井は船底のような作りになっています。どうやら木だけで作られているようです。

 

 てっぺんの塔までは吹き抜けになっており、かつて鳩が出入りしていたところは明かり取りの天窓になっています。外から見た塔には格子窓あり、鳩の出入り口になっていたことが良く分かります。

 

 修復前の鳩小屋は崩壊寸前の状態でした。小屋の中は空っぽで、屋根は崩れ落ち、骨組みの一部が残っているだけだったそうです。

 

 この残った骨組みから、大工さんと一緒にパズルでも解くよう屋根の作りを探り出し、復元したのが今の天井です。

 

 料金を見てみると、シーズンによって5段階に分かれていますが、一番高い時期で、一週間450ユーロ。一番低い時期で260ユーロ。施設の内容からして長期滞在者向けの値段設定になっています。洗濯機や電子レンジなども備えてあります。最大4人〜5人くらいまで宿泊できそうです。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******


「今日、というか毎年夏になると、バカンスに出かける前に、父は家族全員にダイエットをさせる。車の重量を減らし、ガソンリンを節約するためだ」

 

VDM (Vie de merde)より



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コメント 4

kawasemi

nice ありがとうございました。
「節電」してますか。
by kawasemi (2011-06-05 13:40) 

opas10

写真にあった廃墟のような状態からよくぞあそこまで復元したものですね。しかも屋根の骨組みがエラく複雑で!相当腕のいい大工さんがいないと無理だったでしょうね。
by opas10 (2011-06-05 13:50) 

carotte

kawasemiさん、コメントありがとうござます。
はい、せっせと節電しております。^^
by carotte (2011-06-05 20:39) 

carotte

opas10さん
こんな小さな建物ですが、熱意と技術がなかったら復元できないですね。あの天井はまか不思議な作りです。初代に作った人は、あれがベストだと思ってああなったんでしょうね。
by carotte (2011-06-05 20:41) 

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