パリ・ストリート・フィッシング大会 [パリ]
先月5月8日、パリのセーヌ川で釣り大会が開かれました。
釣りが出来るのはノートルダムからエッフェル塔までの間。
赤がエッフェル塔、青がノートルダム
今回で2回目になるそうです。
参加するためには、前もって主催者に申し込みます。当日、サン=ルイ島のしっぽのところにある公園に集合し、参加料30ユーロ(二人一組分)を支払い(18歳以下は無料)、諸注意を聞いたら釣りの開始です。下記写真をクリックして番組をご覧下さい。
参加料はその後の魚の放流費用に使われます。30ユーロで2キロの魚を放流できるそうです。
競技は朝8時半から夕方6時まで。途中2時間のお昼の休憩があります。釣り竿は1本だけ。予備に1本を持って行くことはできますが使ってはいけません。また、エサはなし。ルアーを使います。ルアーは2本まで。
釣れた魚はリリースするので、魚が釣れたらサイズをはかり写真を撮っておかなければなりません。
コンテストの対象になるのは10尾まで。パーチ、コイ、オオナマズ、トラウト、ブラックバス、ザンダー、パイクに対して細かい条件付きでポイントが設定されており、その合計点で競います。
最初に釣れた魚は体長1メートルのオオナマズ。
セーヌ川も昔に比べればだいぶキレイになりましたが、少量のPCBと重金属が含まれているので釣れた魚は食べられません。近くで見るとゴミが浮いていたりします。
次はパーチが釣れたようですが小さいのでそのままリリース。パーチはよく釣れるようです。
橋の下に陣取って釣っている人もいました。
エッフェル塔の近くでは56センチのザンダーが釣れていました。
最後は、優勝者の表彰です。このペアはシテ島で1.4メートルのオオナマズを釣ったそうです。
因に、第一回は去年の12月19日に開催されたようで、雪の中での競技となりました。雪景色のセーヌ川がきれいです。
この時は、14〜76歳まで、65人の釣り愛好家が参加したそうです。このうち女性が二人。参加料とその他の寄付などで、150キロ近い魚を放流することができました。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、カモを撫でようとしてセーヌ川に落ちてしまった。しかも、ずっと前から好きだった女の子の前で……」
VDM (Vie de merde)より
へぇ~、セーヌで釣りができるなんて...
でも、キャッチ&リリースの釣りは良くないですね。
お魚も生き物、キャッチ&イート でなくてはと思います。
by 島酔潜人 (2011-06-05 22:02)
島酔潜人さん
う〜ん、セーヌ川の魚はまだ食べられるところまでは至っていないみたいですよ。昔よりはだいぶきれいにはなったようですが、さらってみるとシャンパンの瓶やらフタやら、大きなものは自転車なども出て来たりするそうです。こういう活動で見直されて、釣った魚が食べられるようなキレイな川になるといいのですが.......。
by carotte (2011-06-05 22:58)
大ナマズには驚きました。
色々な種類の魚がいるものですねぇ。
とは言え、都会を流れる川ですからゴミもそれなりに…ですね。
冬景色も綺麗でしたが、やはり寒くない季節の方が楽しめそうですね。
沢山の人が釣り竿を担いでメトロに乗るのも面白いですね。
by orange (2011-06-05 23:13)
orangeさん、おはようございます。
セーヌ川も英仏海峡まで続いているので、それなりに魚がいてもおかしくなさそうなのですが、パリのセーヌ川となるとやはりどうしても汚れますね。冬の大会はほんとに寒そうで、手がかじかんでる人がおおぜいいました。メトロで移動したくなるでしょうね。^^
by carotte (2011-06-06 10:00)