コレーズ県の宿 その1 〜 岸辺の宿 〜 [フランスのお宿]
昨年の秋にコレーズ県の小さな村を紹介したことがありますが、今回は、コレーズ県の風情あるお宿を5回シリーズで紹介します。
下記地図の青→赤→緑→水色→紫の順に回ります。
今日の宿Meyrandiersは、人口3,000人ほどの小さな村アルジャンタ(Argentat)にあります。
宿の入り口はいたって普通。しかし、部屋に入って窓を開けると、美しいドルドーニュ川の風景が目の前に広がります。下記写真をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2011年6月6日に放送)
対岸にあるカフェから眺める宿の姿は天下一品。(上記がその眺め。左寄りの水色の窓やベランダがある建物が宿)
スタイルも大きさも少しずつ違うキノコのような建物が3つ並んで、川面にその姿を映しています。
向かって左、窓がたくさんある建物が1819年に建てられたもの、真ん中が1701年、右の小さいのははっきりとした年代は分かりませんが18世紀〜19世紀に建てられたものと考えられています。現在はこの3つがつながって宿泊施設になっています。
かつてこの川をボルドーへ木材を運ぶ船が往来していたそうですが、もともとは川を行く船から通行税を徴収する、いわゆる税関のような施設だったそうです。川にせり出して建つこの建物からなら、通るものすべて見逃すことはなかったでしょう。
オーナー夫婦のフィリップさんとエスメラルダさんは、宿のインテリアのために様々なオブジェを集めたそうです。
その一つが、暖炉で食べ物をローストするための機械。レバーを動かせば自動的にぐるぐる回るしかけになっています。ちょうど革命の頃に作られたものとか。
一泊90ユーロか95ユーロ(朝食込み)。天気のいい日には、眺めのいいバルコニーで朝食を取ることができるそうです。
興味のある方は、下記ストリートビューで、美しい岸辺の様子を360度でお楽しみください。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、飛行機に乗り遅れました。荷物も預けて、税関も通ったのに、搭乗口の待合室で眠りこけてしまったのです」
VDM (Vie de merde)より
水彩画を描きたくなる風景ですね。
川面に写った小さな不揃いな家が素敵です。
石造りのお家の中は、心地よさそうに改装されているようですね。
夏は涼しそうです。
by orange (2011-06-14 00:42)
orangeさん
絵のような風景ですね。
部屋の中からの眺めもよさそうなので、一度泊まってみたいなあと思っています。
by carotte (2011-06-14 20:40)
ここはリッチな時間が過ごせそうな宿ですね~。対岸からの眺めがまたいいです!そしてお客もリッチでしたね~、なにしろVOLVOで乗りつけてましたから(笑)
by opas10 (2011-06-19 20:20)
opas10さん
おっ、VOLVOでしたか。見逃しておりました。
オーナー夫妻が対岸のカフェで自分たちの宿を満足げに眺めていました。あれが自分のものだったらやっぱり嬉しいでしょうね。
by carotte (2011-06-19 22:38)