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フランス人も海外でバカンス その3 〜 スイスの建物博物館 〜 [スイス]

 シリーズの最後はスイス。中部のバレンベルク(Ballenberg)には、スイス各地の古い建物が集められ展示されています。その名もバレンベルク野外博物館(Freilichtmuseum Ballenberg)。 


Swiss_Ballenberg.jpg

 

  

 東京ドーム約14個分の敷地に移築された建物は、16世紀から19世紀の古い民家や農家などで、その数100棟ほど。どれも本物です。

 

 しかし、もともとこの場所には家など一軒もなかったそうです。

 

 そして、1978年の開館時は16棟ほどしかありませんでした。下記写真をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2009年7月29日放送)

 

BallenbergTV.jpg

 

 ブリエンツ湖のそば、緑に囲まれたバレンベルクは、スイスの伝統を知るには理想的な場所です。

 

 ここでは、建物だけでなく、そこで働く人たちの様子も再現されています。

 

 ソーセージを作ったり、熱い鉄を打ったり、パンを焼いたり。さらに、麦畑もあります。ひょっとしてここは自給自足の村?と思わせるような映像です。

 

 調べてみると、牛、馬、羊、鶏なども飼育していて、博物館というよりテーマパークのようなところです。

 

 そして、各分野に詳しいガイドさんがいるのもここの特色です。皆さん本業をリタイアした方々ばかり。

 

 スイスには個人が所有している古い家屋があちこちに残っているそうですが、時代にあった近代的な作りに改築するのは予算の面でなかなか難しいとか。

 

 しかし、費用をかければ、できないことはありません。ここには、16世紀の建物を現代の生活に合うように作り替えたモデルハウスも展示されています。

 

 約30年で100棟ほどの建物を移築したことになりますが、あれだけのサイズの建物をいったん分解してトラックでここに運び込み、あらためて組み立てたということですから、そう簡単な仕事ではなかったかもしれません。

 

 開館は4月から10月まで。興味のある方は下記の映像もどうぞ。

 

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******


「今日、またしても僕は運転免許の試験に落ちた。これで3回目だ。スイスでは3回失敗すると精神科の診断を受けなくてはならない。父が自動車学校を経営しているというのに、情けない……」

 

VDM (Vie de merde)より



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コメント 4

orange

登場した方のお名前は、殆どがドイツ系だったのに
インタヴューにはフランス語で答えていましたね。
やはり学校で仏/独を学習するからでしょうね。
フランス語はやはりスイス独特のものなんでしょうか?
ドイツ語はところによっては全く??なところもあります。
でもいいですね。のどかな村でゆくりと休暇を過ごすのも。
by orange (2011-07-15 00:52) 

carotte

orangeさん
皆さんフランス語を上手に話してました。スイスはほとんどがドイツ語ですよね。以前、近くのグリンデルワルドというところに行ったことがありますが、ドイツ語話してました。フランス語を一般に使っているのはレマン湖近辺の地域だけじゃないかと思うんですけどどうでしょう?
こんなテーマパークがあるというのは初めて知りました。面白そうです。
by carotte (2011-07-15 08:08) 

opas10

30年で100棟って、年間平均3棟増えて行ってるんですか!すごいです!巨大な明治村って感じですね。そして建物というハードウェアだけでなく、当時の生活というソフトウェアも同時に保存しているところもいいですね!
by opas10 (2011-07-17 17:23) 

carotte

opas10さん
この映像を見て、正直、スイスという国を見直しました。
100棟ですよ。この手間たるやすごいと思います。それにパフォーマンスも含めて全部が本物というのも好感がもてます。
by carotte (2011-07-17 21:15) 

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