ヨーロッパの衛兵 その4 〜スペイン〜 [スペイン]
シリーズの四回目は、スペイン王室の警備に当たる衛兵。
スペイン軍の一つの独立した部隊として存在する王室警備隊(Guardia Real)。衛兵はこの部隊に所属しています。
王室や訪西した外国の国家元首の警護や、マドリッドを含む各地の王宮の警備がその任務。
パレードや式典にも登場しますが、元々軍の隊員で、戦闘兵としての訓練も受けており、アフガニスタンやボスニアに派遣されているそうです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2011年1月6日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
槍騎兵、胸甲騎兵、砲兵、歩兵。
同じ衛兵でも持ち場によって制服も異なります。
鎧に刻まれているのは現国王フアン・カルロス1世の頭文字JC。
この頭文字と一緒に、ブルボン家のユリの紋章も刻まれています。
隊員の数は約1800人と大所帯。
交代式は毎週水曜日に行われますが、毎月第一水曜日は特別で、さきほどの4つの兵団が呼び集められます。
準備は午前6時ちょうどに始まります。隊員はシャワーにかかり身ぎれいになったところで制服を身に着けます。
そして、式典には欠かせない太鼓をセッティングします。
交代式に登場するのは人間だけではありません。馬54頭も一緒です。
午前11時半、馬に乗った衛兵が宮殿広場へと行進して行きます。
インタビューされていた観光客はオランダ人。オランダにも王室があり、同じように交代式もあるそうです。
衛兵の交代式は、マドリッド市の要請で、3年前から広大な宮殿広場で行われるようになりました。
残念ながら国王の住まいはここではありません。しかし、宮殿は今でも王室のシンボル。
交代式は40分間も続くそうです。これは一大イベントですね。
見物人は観光客だけではなく、スペイン人も数多く含まれているようです。誇らしげに交代式を見物していました。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、彼氏が酔っぱらって一晩だけ浮気をしてしまったと言う。かっとなって、熱いコーヒーをその顔めがけてぶっかけたらすっきしりしたあ〜。でも、その時、あいつはスペインにいて、私たちはSkypeで話をしていたのをすっかり忘れてました」
VDM (Vie de merde)より
衛兵は人数も多いし、訓練も大変だし、衣装も特注だしで金がかかることこの上ないですね~。気がつけば今回のシリーズは、ギリシャ、スペインなど経済危機の国が多いのは気のせいでしょうか(笑)
by opas10 (2012-01-07 14:28)
今日は、クラブの撮影会で浅草に行っておりました。
それがどうした、なんて言わないで。
by kawasemi (2012-01-07 19:16)
opas10さん
そうですねえ〜、お金かかってます。
実はこのシリーズ、最後の締めはイギリスなんですよ。^^;
ユーロ危機は対岸の火事みたいになってますが、どこも経済状態は良くないですから安心もしていられませんね。
by carotte (2012-01-07 21:02)
kawasemiさん
浅草ですか!
最近、めっきり外国人観光客がいなくなったと言われてましたが、今も同じでしょうかね。
by carotte (2012-01-07 21:04)