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続・暖炉をめぐる旅 その1 〜古いお城の暖炉〜 [ミディ=ピレネー地方]

 昨日のTF1のニュースも雪の話題が大半でした。

 

 昨日は、トゥルーズ、カーン、サン=テミリオンのブドウ畑、パリのエッフェル塔、シャンボール城の雪景色を紹介していました。興味のある方は→こちら

 

 寒い冬を暖かい気分ですごせるかもしれないと、またまた暖炉の旅を4回のシリーズで紹介します。

 

 第一回目の今日は、ジェール県の小さな村カセーニュにあるお城の暖炉を訪ねます。

Paris_Cassaigne.jpg

 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2012年1月30日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら


 

 カセーニュの人口は200人ほど。

 

 お城は16世紀に建てられました。

 

 代々司教の別邸として使われていましたが、戦争や災害時には避難所にもなっていたそうです。

 

 500年以上も燃え続けて来たという城の暖炉は、今風に言えば、ダイニングキッチンにあります。

 

 石壁には料理に使う道具が並び、火の近くにはすでに大きな鍋が置かれています。

 

 城の外では、ブドウの木の剪定が行われていました。

 

 ここではワインの他にブランデーも作られています。

 

 因に、ジェール県を含むアルマニャック地方で作られているブランデーがアルマニャックで、コニャック地方で作られているブランデーがコニャックです。

 

 鐘の音をバックに、お城のファサッドが見えてきましたが、こちらは18世紀のもの。

 

 ドアを開けて中に入れば、暖かい暖炉とお料理が待っています。

 

 鍋の中でぐつぐつ言っていたのは、この地方の郷土料理ガルビュール

 

 具は、ネギ、セロリ、かぶ、ニンジン、じゃがいも、白インゲン豆、キャベツなどの野菜と、肉はカナールのコンフィ。フォワグラの産地ならではの料理です。

 

 暖炉のおき火の上に2時間ほど置いておくそうです。

 

 そして、もう一つ、今日の特別料理は、おき火の下に隠れていました。

 

 この地方のお菓子でパスティスと言い、アップルパイのようなお菓子です。

 

 「午前中は寒い外でずっと仕事をしてきましたから、暖炉のそばで暖かい食事ができていい気持ちです」とワイン農家のロジェさん。

 

 ダイニングキッチンの天井はドーム型。はめ込まれているのはレンガ。

 

 熱い空気がこのレンガの天井に跳ね返って、部屋全体がまんべんなく暖かくなる仕組みになっています。ちょうどパン焼き窯の中にいるのと同じです。

 

 「もう何百年も前から使われて来た暖炉ですからね。我々のルーツのような存在です」とワイン農家のモーリスさん。

 

 そして、食事の最後に登場したのが、ジョルジェットさんが昔ながらの方法で作ってくれたパスティス。

 

 あのおき火でこんなにキレイに焼けるんですね。

 

 パリっとした生地の下に、美味しそうなリンゴが顔をのぞかせていました。

 

 このカセーニュ城は観光の名所になっているようで、毎年50,000人もの見学者が訪れるそうです。

 

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、僕の彼女は、この寒さで風邪を引くといけないから、しばらく脱毛するのをやめるそうだ」

 

VDM (Vie de merde)より



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コメント 10

yuzuhane

ニースでも先日雪が降ってバスもトラムも止まったそうです。対して積もってないのに…と言っていました。パリの友人に聞くとマイナス10度以上にもなるそうで気分も沈むと言っていたとのこと。寒波は東欧だけでなく西にも影響してるんですね。ホームレスの人たちのシェルターがうまく機能するといいのですが…。そんな折、暖炉はやはりいいものですね。
by yuzuhane (2012-02-06 21:45) 

carotte

yuzuhaneさん
交通機関が止まってしまうとちょっと不便ですね。天気予報でシベリアの寒気団がヨーロッパに向かって降りて来たような絵が出て来てました。本土の三分一の県ではまだ大雪注意報が出たままになってるそうです。ホームレスはあちこちのセンターが受け入れているみたいですが、どうしても犠牲者は出てしまいますね。
by carotte (2012-02-07 12:06) 

orange

昨日は南ドイツのアルプス地方で−28℃だったそうです。
暖冬と言いつつ毎年異常低温の話がこの時期にニュースになりますね。
画像の炎が一層温かそうに見えました。パイがおいしそうですね!!
サルコジさんの選挙応援にメルケルさんが駆けつけた??…
なんとも”お母さん”頼みの感じです。ドイツ国内ではこの対応に賛否両論です。
by orange (2012-02-07 12:07) 

おじゃまま

美味しそうなお料理ですね〜(食いしん坊なもので、そっちが気になりました・笑)
日本にもこういう感じの料理、昔はありましたね〜。
ストーブの上によく乗ってました♪
by おじゃまま (2012-02-07 16:32) 

carotte

ー28℃さすがに厳しいですねえ〜。凍り付いてしまいそう。南極観測隊みたいな格好でないと外には出られないような.......。確かに、この時期は雪の話が必ず出てきますね。
メルケルさん、テレビでサルコジさんを応援してましたね。サルコジはどうも個人的に仲良くなるような素質でもあるのかな???去年はオバマと並んでテレビに出てアピールしてました。しかし、対抗馬のオーランドからは、「サルコジ氏の今の状態がどんなものかを物語りますね」と揶揄されてました。出馬したいのがありありと分かっているのに、未だにはっきりさせないあたりは、あと出しじゃんけんの石原さんと同じかも。
by carotte (2012-02-08 09:00) 

carotte

おじゃままさん
スープもパイもおいしそうでしたねえ〜。
ウチではエアコンが暖房になってしまってますが、昔はストーブを焚いて、やかんやら鍋やらのせてました。
数は少なくなりましたが、日本には囲炉裏というのもありますね。真ん中に鍋を吊って煮たき、まわりに魚を指して焼いたり。回りに皆が集まって食事をする。どの国も同じですね。
by carotte (2012-02-08 09:09) 

wattana

carotte さん、おはようございます。
ガルビュールという郷土料理、過去記事に貼ってあった映像を見直してみました。同じ郷土料理でも、少しずつ違うんですね。ところで、カセーニョ村は、フランスの南西部にあるカセーニョ村ですが、寒そうですね。日本でいえばどの辺り (同じくらいの緯度)になるんでしょうか?ぶどう畑は平地にあるように見えましたが、山間部にある村なんでしょうか?
by wattana (2012-02-11 08:55) 

carotte

wattanaさん、こんばんは。
郷土料理も作る人によっていろいろですね。
カセーニュは小樽と同じくらいの緯度でしょうか?Googleで見る限りでは、回りに畑が広がってますし、山間部にあるようには見えないですね。冬のブドウ畑はいかにも寒々とした風景ですね。
by carotte (2012-02-11 18:05) 

opas10

火のあるところがキッチンなんですね、日本で言うと囲炉裏端。あのドーム型の天井、どうやってレンガを支えているのか、構造がものすっごく興味あります。そしてフランス人のつぶやき、人類の進化の過程でどこかに置いてきたはずの本能が蘇ってきて警告してるのですね(笑)
by opas10 (2012-02-12 13:02) 

carotte

opas10さん
あの暖炉の近くにはパン焼き窯もあるそうです。あのあたり全体が今で言うキッチンのようです。ドーム型の天井はちょっと面白いですね。レンガは縦に並べてるみたいに見えましたが、全体はどんな風になっているんでしょう。
寒い冬が続くようになると、人間って、またもじゃもじゃの毛だらけになってしまうんでしょうか??? ^^;;
by carotte (2012-02-13 22:04) 

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