続・暖炉をめぐる旅 その4 〜石炭ストーブ〜 [フランドル地方]
シリーズの最後は、暖炉とはちょっと違ってしまいますが、フランドル地方で今でも使われている石炭ストーブです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2012年2月2日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
まずは、カセルに住むエマニュエルさんのお宅を訪ねます。
ここは元農場。フランドル地方独特のスタイルだそうです。
エマニュエルさんの冬の楽しみの一つが、台所のストーブの前でコーヒーを飲むこと。
このストーブ、かなりの年代物で、丁寧に扱ってやらないと、ご機嫌を損ねかねないそうです。
毎朝、石炭をくべたら火をおこします。薪の暖かさとはまた異なるそうです。
別のお宅では、本格的に料理をするのに使っています。
ここまで使う人は今では少ないそうです。
なんだか懐かしい台所ですね。ストーブには念入りに装飾が施されていました。
鋳物やホーローのストーブは、今ではコレクターズアイテムにもなっているそうです。
エスタミネ(フランドル地方の居酒屋のこと)のオーナーのフィリップさんは、様々なストーブを集めてはお店に飾っています。
どれももう使うことはできませんが、懐かしい時代をしのぶことができます。
最初に登場したのは、修道院にあったストーブ。
回りには鉄のアイロンが並べられ、熱くなったらアイロンをかけていたようです。
鉄ですから重量もかなりなもの。
次は、おばあさんの家に据え付けられていたストーブ。ここにもひと工夫したものがあります。
それは取り外しのできるバケツ。中におき火を入れて、日曜日の教会のミサに持って行き、足をのせます。
こうしておけば、あの寒い教会の中でも冷えなくてすみます。
一方、モンティニー=アン=ゴエルのカフェでは、コンヴェクターヒーターの燃料に今でも石炭を使っています。
ここは、かつて炭坑で栄えた町。お店のお客さんの多くが元炭坑労働者です。
フランドルの夜は寒そうですが、赤々と石炭の燃えるストーブは暖かそうです。
<******** フランス人のつぶやき *******
「今日、そして15年も前から、父は週に一回はファストフード店に行き、子供セットを食べてはオマケのおもちゃをコレクションしてます」
VDM (Vie de merde)より
ホーローのストーブ扉がいくつかあってそれについた取っ手もも斜めだったり、おしゃれですね。ホーローの家具ってなんか味がありますよね。娘もホーロー製の本箱を代官山かどこかで見つけてきて今は留守の部屋においています。ホーローストーブがコレクターズアイテムになるのわかります。よく思うのですが、あちらのお宅は暖房器具の一つでもどっしりとインテリアとして新在感あるものを使っていますよね。日本なら炬燵とか、もっと大切にしたらかっこいいかも…。今ある家のストーブやファンヒーター見てちょっとがっかりしました。
by yuzuhane (2012-02-10 09:48)
yuzuhaneさん
おしゃれですし、扉がいくつもあって楽しそうなので、古くてもこうして使いたくなる気持ちがわかりますよね。石炭が簡単に手に入りそうにないので、別の燃料で使えるように改造して使ってみたいです。
ホーロー製の本箱は珍しいですね。昔のものでしょうか?ホーローだと暖かい感じになりますね。
日本伝統の暖房器具もそれなりに使うと味わい深いものになりそうですね。火鉢とか心引かれます。火ばしで灰を掘り起こしたりして楽しそう。^^
by carotte (2012-02-10 21:26)
石炭ストーブとは懐かしい!opas10が通っていた高校はものすごい年代モノの校舎&設備で、校内の暖房がなんと石炭ストーブでした。昼休みにストーブの上に鍋を置いてクラスでジンギスカンをやって後で担任から大目玉を食らったこともあります(笑)。
by opas10 (2012-02-12 13:35)
opas10さん
まさか先生もストーブでジンギスカンとは思っても見なかったでしょうね ^^
昔は石炭を良く使ってました。銭湯なんか石炭だったような気がします。いつの頃からか石油やガスにとってかわられてしまいました。
by carotte (2012-02-13 22:37)