SSブログ

フランスのユニークな政治家たち [トピックニュース]

 本日は、日本にはとてもいそうもない二人の政治家を紹介しましょう。

 

 下記の二人です。

 

Francois Hollande - Mardis de l'ESSEC zoom Meeting Royal 2007 02 06 n11

 フランソワ・オランド      セゴレーヌ・ロワイヤル

 

 二人とも社会党の党員です。

 

 男性の方は来期の大統領最有力候補のフランソワ・オランド。

 

 女性の方は、2007年にサルコジと大統領選を戦いましたが残念ながら負けてしまい、フランス初の女性大統領にはなれなかったセゴレーヌ・ロワイヤル。

 

 二人はかつて生活を共にし、4人の子供をもうけました。正式な結婚はしていません。

 

 2007年にセゴレーヌが社会党の大統領候補として戦っていた時、オランドは社会党の書記長でした。

 

 そして、セゴレーヌがいよいよサルコジとの決選投票に臨もうとしている時、二人が同棲を解消したことが正式に発表されたのでした。

 

 あれから5年後の昨晩(4月4日)、フランス西部ブルターニュ地方のレンヌで行われたオランドの演説会に、セゴレーヌが応援に駆けつけました。

 

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2012年4月4日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら



 バックに流れているのは、今回の選挙のイメージソング。

 

 「LE CHANGEMENT C'EST MAINTENANT(今こそ変化を!)」という社会党のスローガンを繰り返し歌っています。

 

 どうも、こうやって二人が登場するのは2007年以来のことのようです。

 

 オランドにはすでに新しい伴侶がいます(同棲のもよう)。

 

 Valérie Trierweilerというジャーナリストで、Direct 8というテレビの政治番組の司会を務めています。

 

 付き合い始めたのは2006年頃からで、最近、オランドはこの女性を選挙運動に登場させたそうです。

 

 どうも、男やもめより、伴侶と一緒に登場した方が選挙戦を有利に戦えるらしい。

 

 この女性、バツイチで、すでに3人の子供がいます。従って、オランドは合計で7人の子供の父親ということになります。

 

 一方、セゴレーヌの方は、本人は新しい恋人はいないと言っているようですが、どうもいるらしい。

 

 思えば、2007年のサルコジさんも大変でした。大統領選の最中から奥さんにそっぽを向かれ、大統領になったとたんに離婚しましたっけ。こちらの私生活も波瀾万丈。興味のあるかたは→こちら

 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 

 

「今日、彼が食事に誘ってくれた。最近、二人の関係はいまひとつ。口数も少なく黙々と食事を済ませると彼が私の手を取って言った。『ねえ、僕は君なしでは生きられそうもない』そして付け加えた。『でも、試してみたいんだ』おかげで私は未だに独身」

 

VDM (Vie de merde)より



nice!(30)  コメント(8) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 30

コメント 8

yuzuhane

この二人の関係については話に聞いたことがありました。今はそれぞれの道を歩いていても、選挙で応援に来るとはロワイヤルも心境の変化?でもいいとこありますよね。オランドは新しい伴侶とも、かつての奥さんとも良好な関係をアピールしていこうということでしょうか。
by yuzuhane (2012-04-05 23:01) 

orange

フランスが少子化を解消に、私生活で寄与した方ですね。
どこの国も選挙に勝つためには色々な演出をしているのでしょうね。
by orange (2012-04-06 09:36) 

carotte

yuzuhaneさん
2007年当時、社会党の大統領候補者選びで二人が争って、結局、ロワイヤルが勝ったのですが、二人が一緒に暮らしていて子供が4人もいて、しかも正式に結婚していないと聞いて驚いた記憶があります。日本じゃありえないですねえ。今年の候補者選びでも二人は争ってますが、今回はオランドが勝ちました。今回、ロワイヤルが応援に来たのは、党の演出かもしれませんが、ある程度わだかまりもなくなったのかもしれません。
by carotte (2012-04-06 09:50) 

carotte

orangeさん
そうですね、少子化対策にだいぶ貢献した二人です。^^
オランドは今の伴侶をあまり表に出さないようにしていたようですが、選挙の戦略を考えた上で協力してもらうことにしたのでしょう。確かに、ああいうステージで男性一人より伴侶がいた方が印象がいいですね。オランドはどことなく地味ですし。
by carotte (2012-04-06 09:54) 

t-toshi

日本では考えられないです。(舛添氏ぐらい?)今まで日本では、年寄りの政治屋しかいなかったこともありそうですが。フランスのように文明が進んでいくと、最終的にはそうなっていくのかもわかりません。!?
by t-toshi (2012-04-06 13:13) 

carotte

t-toshiさん
どう考えても日本ではあり得ないですね。確かに高齢の政治家が多いというのも要因ですね。フランスでは、あまりにも同棲する人が増えたため、同棲でもある程度結婚と同じような社会的処遇を受けられるようなシステムを導入したりしています。この二人がそうだったかどうかは分かりませんが、結婚ということにあまりとらわれない人の割合が多いようです。
by carotte (2012-04-06 19:27) 

opas10

オランドとロワイヤルの関係、前回の大統領選挙の時にも聞いた記憶があります。いわいる「事実婚」ってやつですよね。フランスで「事実婚」や「同棲」が多くて正式に結婚しないのは、カトリックの影響もあるような気もします。
by opas10 (2012-04-07 17:07) 

carotte

opas10さん
そういえば、カトリックという影響もあるかもしれません。
2007年当時、ロワイヤルが大統領候補になった時、オランドは大丈夫かなんて思ったりしました。当時はすでに破局してたんですよね。たぶん、来期の大統領はオランドになるような気がします。サルコジがだいぶ追い上げて来てますが、最後はやっぱりオランドという流れになりそうです。
by carotte (2012-04-08 00:15) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。