続メイド・イン・フランス その1 [メイド・イン・フランス]
ワシントンで開催中のG8。
首脳だけのノーネクタイの夕食会に、オランドさん、しっかりネクタイを締めて現れました。
ひょっとしてこの方、天然ボケ???
ご本人は「メディア向けだよ」とおっしゃっていたとか。
この映像に興味のある方は→こちら。
野田首相のクローズアップはありませんでしたが、夕食会の写真に後ろ姿が写っていたような……。
メディアなしの夕食会ではオランドさんもネクタイを外してました。
さて、今日の話題は、日用品のガラス食器とボールペン。どちらもフランス製でよく知られています。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2012年5月14日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
フランス製のガラスの食器と言えば、Duralex(デュラレックス)。
わが家にはこの形のグラスがあります。
水もワインも麦茶も全部これですませます。グラスの底にはしっかりMADE IN FRANCEの文字。
その工場は、パリから南へ140キロほど行ったところ、ロワレ県ラ・シャペル=サン=メマンにあります。
創業から70年ほどになりますが、コップの底のロゴは一度も変わっていないそうです。
そして、原料もすべて国内調達。これぞメイド・イン・フランス。
しかし、競争に生き残るのは簡単なことではなさそうです。
「柔軟な対応はできませんし、必要経費も重くのしかかってきます。決して有利な立場ではありませんよ」と工場の方。
一方、こちらはボールペンのBic。
工場はセーヌー=エ=マルヌ県モンテヴランにあります。
「ボール、ペン先、インク、これらを一つに組み立てるのがこの工場です」と従業員。
重要な部分を作る機械はガラスの向こうに隔離。公開されることはありません。
フランス製と言っても、60%が国外で作られているとか。
しかし組み立てと開発は100%国内です。
「いくら海外がローコストだからと言っても、技術がなければその利点を活用することはできません。ですから、技術はフランス国内で保持しておかなくてはなりません」と製造責任者の方。
DuralexもBicも、海外との競争に持ちこたえて、80〜90%が輸出用だそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「私は高級ブランドの店員をしています。今日、値段が高い理由を説明するのにこう言った。『マダム、これは中国製ではありませんよ』そのお客の顔を見たとたん、自分が大失敗をやらかしたことに気がついた」
VDM (Vie de merde)より
フランス人のつぶやき、あながち間違っていないですよ。ブランド品を買いに来た中国人に自国製品を売ろうとすると値切られるかもしれませんから(笑)。
by opas10 (2012-05-20 13:48)
似たような商品は沢山ありますけど、やはり本場ものの方が、
持ちやすいんですよね~。
我が家にある似たような形状のグラスは100均の日本製ですが・・・
気を抜くと落としちゃいそうになります(^^ゞ
by soraaane (2012-05-20 16:09)
opas10さん
ブランド品というのがまたちょっと特殊なんですよね。製品の質の他に「マーク」という目に見えない価値が値段に反映されてますから。最近は「マーク」だけが一人歩きしてるような気もします。
by carotte (2012-05-21 20:39)
soraaaneさん
手に持った感じがどことなく違ってますよね。でも100均の日本製はお得感ありますねえ〜。そういうのがわりに長持ちすることもあります ^^
by carotte (2012-05-21 20:45)