ワインバー [パリ]
この数年でフランスの都市部に数多くみかけられるようになったワインバー(bar à vin)。
ワインの本場なら、特にワインバーでなくてもワインは楽しめそうですが、よく考えると、ワインを専門に出してくれるバーというのはなかったような気がします。
どんなところなのでしょう?
パリのワインバーをフランスのTV局TF1の取材班と一緒にちょっとのぞいてみましょう。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2012年5月27日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
ワインバーはこの5年で二倍に増えたそうです。
「お店の人がワインについていろいろ教えてくれるのがとてもいいですね」と若い女性。
目につくのは若者が多いこと。
「新しいワインを飲んだり、お店の人にワインについていろいろ教えてもらったり……それに、ガールフレンドにワインを通じてフランスの文化を知ってもらったり、なんてこともできますよ」と男性。
「お客さんにワインについて話をすることが何より大切なんです。ワインは、一つの娯楽みたいなもんなんですよ」とパリ1区にあるワインバーのオーナー。
そして、ワインバーの原動力は若い女性。
もともと女性向けに出来たお店ではなさそうですが、全体の60%が女性客だそうです。
新しい発見や驚きを求めてお店にやってきますが、決してがぶ飲みするわけではありません。ワインを味わいにやってくるのです。
「昔ながらのバーとはちょっと違います。仕事の後にこうやって気軽に楽しく飲めるのがいいんです」
「どのワインするか、試飲してから決められるのがいいですね」
ワインバーの特徴はいろいろな飲み方ができること。
「たとえば4人で来た場合、それぞれ食事をしながら、一人2、3種類のワインをグラスで頼めば、全員で8〜12種類のワインが楽しめます。普通のお店なら1種類か2種類しか飲めませんよ」と男性。
また忘れてならないのは、一流のワインと変わらない味のワインをリーズナブルな金額で飲めることもワインバーの特徴です。
この手のワインは無数にあって、たいてい小規模のワイン農家で作られたものだそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、仲間とバーに行きビールを頼むと、身分証明書の提示を求められた。だいたい僕は若く見られるからいつもこうだ。ボーイに身分証明書を見せると奴が言った。『ああ、失礼しました。13才かと思いましたよ』いくらなんでも……僕は23だよ」
VDM (Vie de merde)より
「ワインは、一つの娯楽みたいなもんなんです」なるほど、と思いました。
みなさん楽しそうに味わい、お話を楽しんでいますね。
なるほど…と思いました。
by orange (2012-06-21 08:43)
意外ですぅ~。
東京の方がワインバーは多いかもしれませんね(^_^;)
by soraaane (2012-06-21 11:06)
orangeさん
私も娯楽で納得です。色々飲んでみると確かに味が違っていて、それが楽しいのですよね。
by carotte (2012-06-22 09:06)
soraaaneさん
ワインバーって、ひょっとしてアメリカ産?
東京にはあちこちありますね。ワイン屋さんのすみのカウンターで飲めるようなバーもあります。
by carotte (2012-06-22 09:08)
東京には結構あったのに、フランスにはこれまであまりなかったんですねワインバー。そういえば、東京では日本酒バーってあまり聞かないですね、あってもいいのに。よい日本酒はワインにも優るんですが。
by opas10 (2012-06-24 23:37)
opas10さん
そう言われると、日本酒バーって聞かないです。いろいろ置いてあるのは居酒屋くらい?ニューヨークに日本酒バーってなかったでしたっけ?どこかで聞いたことがあるような......。
by carotte (2012-06-25 08:49)