ブルターニュの島のグルメ その2 [フランスの郷土料理]
シリーズの二回目は、前回のウェサン島から15キロほど大陸側に近いモレーヌ島(île de Molène)にあるホテル&レストランKastell An Daol。(下記地図の赤印)
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2012年7月3日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
ル・コンケの港からはフェリーで25〜40分かかります。
ここもブルターニュの島らしい、岩のごろごろした島です。
「ここには愛着があります。父の後を継いでこの仕事につきましたしねえ。ここからの眺めが好きですし、変わりやすい天気とともに暮らしています」と、シェフのイアニクさん。
専用の船着き場に到着したのはGLAZIK号。毎日、新鮮な海の幸を届けてくれます。
島の漁師の数は少なくなったようですが、それなりに漁はできるそうです。
本日届けられたのはオマール海老と穴子。島から1キロ以内の近海で穫れた海の幸です。
それにしても大きな穴子!
今日の一皿はこの穴子を使った料理。このレストランのスペシャリテです。
まずは穴子を輪切りにし小麦粉をまぶしたらフライパンで炒めます。
さらに野菜を加えさっと火を通します。
味付けにトマトピュレを加え、最後に赤ワインをそそいで煮込みます。
「美味しいですね」と男性客。
「魚は新鮮ですか?」と番組スタッフ。
「モレーヌ島にいるということ、すなわち魚が新鮮だということです」と男性客。
本日の定食メニューは、モレーヌ産ソーセージ入りポテ、アサリのワイン蒸し(?)。
そしてさきほど届いたオマール海老を使った煮込み料理(ragoût de homard)。
「オマール海老と野菜と香草の味が渾然一体となった素晴らしい料理です」と白ワイン片手の男性。
「おお、こりゃすごい。見て、見て、見て!!!」と男性。
見るだけで食べられないのが口惜しい!
海の幸をお腹いっぱい味わっても、最後には甘いものが欲しくなります。
リンゴのファール(Far aux pommes)(farはブルターニュ地方の焼き菓子で、先日登場したクラフティに似たお菓子)、海藻添えバニラ風味のフラン(Flan à la vanille)(プディングのようなもの)、カスタードクリームとフランボワズのクレープ(クレープを重ねたケーキ)。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、魚屋の店先に並んでいたオマール海老のヒゲを引っぱって遊んでいたら、会社の部下にばったり出くわしてしまった。お恥ずかしい……」
VDM (Vie de merde)より
carotte さん、おはようございます。
それにしても、大きな穴子ですね。穴子のイメージは ‘‘細長い'' ですが、フランスの穴子はタイプが異なるんでしょうね。ターンテーブルが、デザートだけでなく料理の食材紹介でも大活躍ですね。
by wattana (2012-07-08 04:17)
wattanaさん、おはようございます。
一瞬、うつぼかと思うくらいの大きさでした。日本の穴子とはまた別種の穴子ですね。寿司ネタにはなりそうもありません。
はい、久しぶりの回転デザート登場しました。 ^^
by carotte (2012-07-08 09:48)
つぶやきも面白く拝見してます。
by rabbit (2012-07-08 19:35)
rabbitさん
毎日続けるというのが当面の目標です。ヒットはたまにしか出ませんが......ご笑覧いただけると嬉しいです。
by carotte (2012-07-09 08:54)
今回はデザートだけでなく、エビ、カニも回転してましたね(笑)。それにしても穴子デカイ!あれを踊り焼きにしたら・・・・ちょっと食欲が萎えそうです(笑)。
by opas10 (2012-07-15 17:28)
opas10さん
そう言えばエビ、カニも回してました。^^
あの穴子、網の上で踊ってくれるかどうか......。
by carotte (2012-07-16 09:06)