夏はロゼワイン [フランスのグルメ]
昨日は暑い一日でした。そんなときは、きりりと冷えた白ワイン、ではなく、フランスではロゼワインの人気が高まっているそうです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2012年7月14日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
高級ワインと言えば赤か白。二流の地位にあまんじているのがロゼワイン。
安かろう悪かろうというイメージがつきまといますが、夏になり気温が上がるにつれ、食卓にのることが多くなってきたそうです。
この現象、2000年に入ってから徐々に増え始め、今ではロゼワインを飲むことがトレンディーにさえなってきました。
「ロゼワインは、パスティスやマティーニの代わりに食前酒としてよく飲まれるようになってきました。のどの渇きをいやしてくれるのもロゼワインの特徴です。フルーティなものよりドライなものの方が好まれます」とお店の支配人。
消費者の方もその価値をよく分かっているようです。
「南仏の夏にはロゼワインがいちばんです。冷やして飲みますからリフレッシュできます」とマダム。
「飲み心地がいいですからねえ」と男性。
そして、気取らずに飲めるというのもその特徴です。
ヴァール県でロゼワインを作っている農家の葡萄畑を訪ねてみました。
葉っぱをめくると、まだ小さくて青い葡萄の実が顔をのぞかせていました。
「今やフランスのワイン消費量の28%がロゼワインです。それはつまり、白ワインの消費を上回っているということになります」
別のワイナリーでは、生産者の方が熟成具合を確かめていました。
ロゼワインが再評価されるにつれ、その質を向上させようという努力も払われるようになり、最近では製造年を明記するワイナリーも出てきました。
地中海料理はもとより、新しい料理、いわゆる創作料理にも合うというロゼワイン、若者や女性に人気だそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、学生寮の自分の部屋で悶々と追試の勉強に励んでいた。ルームメイトは難なく試験をクリア。そのお祝いに、繰り返しこんな曲を聞いていた。“バカンスに行こうよ”、“僕と一緒にバカンス”、“僕たちの夏休み”、“イタリアでバカンス”」
VDM (Vie de merde)より
確かに、ロゼって中途半端な位置づけで、あまり飲まないです。
でも、この暑い夏にギンギンに冷やして飲みたくなってきました。
最近、ロゼに梅をつけてますが、これがなかなか美味しいんです。
by 島酔潜人 (2012-07-16 02:23)
島酔潜人さん
ロゼはそうそう頻繁には飲まないですね。でも、この映像を見ていると飲みたくなってしまいます。
ロゼに梅。えっ?!と思いましたが、よく考えてみると、合いそうな感じしますね。
by carotte (2012-07-16 09:49)
carotte さん、おはようございます。
ナントに住んでいる知人 (ボルドー好き)といっしょに食事をするとき、「ワインは何にするか?」 と聞かれたので、「ロゼダンジュは?」と答えたら直ちに却下されたことを思い出しました。10年くらい前のことです。このこともあり、フランスでロゼは飲んだことはありません(日本ではロゼダンジュを飲んだ時期があります)。
ロゼ、キールの代わりの食前酒になりそうですね。
by wattana (2012-07-21 07:47)
wattanaさん
クセがないところが良いんでしょうけど、内容の深い料理になると力不足ということなのでしょう。でも、このブームで生産者も努力しているそうですから、そのうち、それに耐えうるロゼが出て来るかもしれません。ブルゴーニュにもマルサネ=ラ=コートというロゼの産地がありますが、二流の味ではなかったような気がします。
by carotte (2012-07-21 08:45)
日本では「とりあえず生ビール」となるところが、フランスでは「とりあえずロゼ」になるんですね!でも夏にキリリと冷やして飲むなら、個人的にはやはりドライな白ですね~。(ハモにもよく合います)
by opas10 (2012-07-22 17:30)
opas10さん
そう言われるとビールの役割と似てますね。やはりきりりと冷えたのは白ワインなんですね。夏はなんとなく赤より白を飲むことが多くなります。
by carotte (2012-07-23 08:32)