マントン [コート・ダジュール地方]
3キロ先はイタリアという、コート・ダジュールの町マントン。
これまでも、レモン祭りやジャン・コクトーの美術館などで何度も登場しましたが、今日は、これまでとはちょっと違う、海から見たマントンをご覧下さい。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2012年7月21日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
朝6時。日の出前の港。マントンの町はまだ眠りの中。
船で案内してくれるのは海難救助隊の方。
「そろそろ素晴らしい眺めが見られますよ」
イタリア側の山の端から朝日が顔をのぞかせ始めました。
釣り舟が出ていましたが、今日はあまり魚はいないとか。
やがて地中海の空を登り始めた太陽がマントンの町を照らし出します。
このカラフルなイタリア風の建物は19世紀になってから作られました。
そもそも、19世紀末まで自然の港というものがここにはなかったそうです。
開発が始まったのは、リゾート地として観光客を受け入れるようになってからのこと。海岸に宿泊施設やビーチが作られました。
朝日に輝く家並みを見ながら海水浴とはなかなか贅沢ですね。
このところ南仏は酷暑が続いているようですが、朝の海の水はまだ冷たいかもしれません
美しい四角の要塞は17世紀につくられたもの。
現在はジャン・コクトー美術館になっています(美術館については過去記事を→こちら)。
夏のリゾート地として知られるマントンですが、元々は冬のリゾート地だったそうです。
海側は騒音がひどくて安眠できなかったので、むしろ山側に施設は作られていました。
それが徐々に夏向けのリゾート地へと変わって行ったのだそうです。
早朝の海の散歩から港に戻ると時刻は午前9時。
ツーリストがビーチに集まり始めるのはこれからです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、新しい水着を着てビーチへ。こんがり焼けたところで気がついた。背中に白い長方形がくっきり……。水着の値札を取り忘れたのだ」
VDM (Vie de merde)より
こんなに美しい砂浜の海岸が、元々は冬のリゾートだったとは意外でした。海側は騒音がひどかったというのは、何があったのでしょうね?こういうところなら3週間くらい滞在したくなります!
by opas10 (2012-07-22 19:25)
opas10さん
私も騒音はなんだったのかなと思ってしまいました。波の音がうるさかったりしたのかもしれません。朝日に輝くマントンを生で見てみたいですね。
by carotte (2012-07-23 09:07)