銀メダルと銅メダルの関係 [アンケート&調査]
いよいよロンドンオリンピックも終わりですね。
オリンピックは参加することに意義があるとは言うものの、メダルの色と数も気になります。
日本は単純にメダルの数からすると6番目に多い国。メダルの色は銀と銅が多いですね。
取って一番うれしいのは金で、二番目が銀、最後が銅かなと思ってしまいますが、ある研究によると、意外なのが銀と銅の関係。
銀より銅をもらった選手の方が喜びもひとしおだそうです。
そう言われると、銀は決勝でやぶれた選手に与えられるメダルですが、銅の場合は最後の試合に勝利したアスリートに与えられます。
メダルが獲得できて良かったと思うのは、やはり銅の方が強いのかもしれません。
それを裏付けるような研究が1995年に発表されています。
アメリカのコーネル大学の心理学の研究チームが、1992年のバルセロナオリンピックでメダルを獲得したアスリートたちを対象に調査を行いました。
その時の気持ちを1〜10の度合いで答えてもらい(たとえば、1は「最大級に悲しかった」、10は「有頂天になるくらい嬉しかった」)、メダルの色別にその平均値をだします。
勝敗が決まった直後では、銅が7.1なのに対し、銀は4.8とだいぶ低くなります。
これが少し後の表彰式になると銅が5.7、銀が4.3と差は縮まるものの、依然として銅が高い数値を示しています。
また、もう少し新しい2006年に発表された研究もあります。
同じくアメリカのサンフランシスコ州立大学が2004年のアテネ大会後に行った調査結果です。
特に柔道競技について、決勝で銀メダルが決まった直後に喜びで笑った選手はほとんどいなかったそうです。
表彰式では96%が笑ったものの、それは無理やり笑ったと認められるそうです。
つまり、金メダルと銅メダルの受賞者は心から笑っているのに対し、銀メダルの受賞者は作り笑いをしているというわけです。
全部が全部これにあてはまるとは言い切れませんが、なにやら説得力のある調査結果です。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、家族全員が僕と一緒にテレビでラグビーの試合を見るのを嫌がった。ここしばらくずっと嫌がられてばかりいる。どうやら僕は、負けを招く疫病神らしい」
VDM (Vie de merde)より
世界のトップアスリートの競演・・・オリンピックも終わりましたね。時差の関係で深夜のライブが多く、いささか寝不足気味でしたが楽しめました。
メダルの話題・・・いろいろ勉強になりました。
by rabbit (2012-08-13 09:01)
rabbitさん
次は4年後ですね。リオも時差がだいぶありますね。半日ほど向こうが遅いでしょうか?となるとまた寝不足の日々が.....^^;
日本は次に希望が持てるようなメダルが多かったような感じがしますね。
by carotte (2012-08-13 10:37)
そうですよね!私もそう思っていました~~特に対戦タイプの競技については 銀メダルの人は喜びの前に悔しさと反省を感じてしまっているようですね
でも 後からじわ~~っと 喜びがくるのではないかしら~~すばらしい経験でしょうね!(^^)!
by おいしいパン (2012-08-13 10:48)
おいしいパンさん
試合直後はどうしても「ほんとは金が欲しかったのに〜」ってなりますよね。銀メダルは、しばらくたってからの方がいいお味になるのかもしれません。きっと深〜い味になってると思いますよ。
by carotte (2012-08-14 00:39)
個人競技は、やはり勝って終わらないとダメなんでしょうね。特に銀メダルは、目の前で栄冠をさらわれたのですから悔しさもひとしおでしょうね!
by opas10 (2012-08-21 00:07)
opas10さん
銀は、もともと金狙いですからねえ。選手も応援する側もやっぱり勝っておわりたいですよね。銅はメダルが取れて良かった!となるケースが多いような気がします。
by carotte (2012-08-21 12:10)