新入学用品 [アンケート&調査]
フランスでは、夏休みが終われば新入学の季節です。
新しく学校に通うことになる子供のいる家庭では、入学に備えて、学校から配布されたリストを元に文房具を買いそろえなくてはなりません。
費用はできるだけ抑えたいもの。
そこでフランスのTV局TF1は、市場調査を決行。4種類のお店で買いそろえてみました。
一番安上がりなのは……
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2012年8月19日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら)
学校から配布されたリストの中から下記の10種類ほどをセレクト。
- ポールペン(青、黒、赤、緑)
- HBの鉛筆
- 消しゴム
- 色鉛筆
- 30センチの定規(固めのプラスティック製。平らで透明)
- ハサミ(先の丸まったもの)
- スティックのり
- ノート又はメモ帳
- ノート(200頁)
- 小型のホワイトボード
- その他
まずはスーパーへ。
価格に幅があります。
たとえば、4色セットのボールペンは、ノーブランドが0.15€、ブランドありは1.30€もします。
そして、スーパーの自社ブランドは0.95€。
こうして全部を買いそろえてみると、合計で13.26€。
次はディスカウントショップへ。
ここは学校向けの文房具専門のお店。
どの文房具も余計なものはなし。選択も限られています。
従って、定規もセットになったものを買うしかありません。
会計を済ませると、合計で21.71€。なんとスーパーの2倍近くになってしまいました。
3つ目は文房具の専門店。
ここでは一つ一つ自分で選ぶことができます。
また、お店の人に相談することもできますが、その分のサービス料が価格に反映されています。
そのいい例が、ホワイトボード。ここでは4€と、スーパーの2倍の価格。
全部をそろえて総額は、13.90€。
スーパーよりはちょっと高めですが、ディスカウントショップよりはだいぶ安くてすみます。
最後はネットショップ。
数あるショップの中から、自称ディスカウントナンバーワンを選んで買いそろえてみました。
一つ一つは安くなっているようですが、送料がかかってしまい、結局、合計で20.46€にもなってしまいました。
結論
スーパーが一番安上がり。
この結果を知ってか知らずか、スーパーで買いそろえる人が一番多いそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、学校に息子を迎えに行くと、仲間と一緒に門から出て来た。仲間の一人が息子に言った。『あれがお前んちのママか?』返事に窮した息子が言った。『ち、ちがうよ!あれはぬいぐるみだ。本当のママはもっと美人さ』」
VDM (Vie de merde)より
日本よりもだいぶシンプルでいいですね。
キャラクターの絵柄がないシンプルなものがいいと思います。
親が選ぶのでしょうか?日本ならさしづめおじいちゃん、おばあちゃんとお孫さんがデパートへ、ショッピングセンターへといった光景がみられるかと思うのですが。
by orange (2012-08-26 20:37)
orangeさん
日本は新品のランドセルをおじいちゃんやおばあちゃんに買ってもらって......なんて感じですよね。フランスはわりにあっさりしてます。文房具は子供と一緒に選んでる親もいるようです。子供たちはきっとキャラクター付きのがいいでしょうね。そいうのを買って与える親もいると思いますよ。
by carotte (2012-08-27 09:45)
価格競争力が強いイメージのディスカウントショップやネットの方が、専門店よりも高いんですね、意外でした。選択に迷わないのであれば、そりゃあスーパーで買いますよね~。
by opas10 (2012-09-01 13:24)
opas10さん
スーパーだと他の買い物も一緒にできますし、やっぱり便利なんでしょうね。それにわりに文房具が充実してる気がします。
by carotte (2012-09-02 00:05)