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ブルゴーニュ地方の村巡り その2 [ブルゴーニュ地方]

 シリーズの二回目は、世界遺産の大聖堂で知られるヴェズレー(下記地図の赤印)。


 以前に2回ほど当ブログで紹介したことがあります。


 いずれもサンティアゴ・デ・コンポステラの巡礼地としてのヴェズレーでしたが、今回は、大聖堂を含めた村が中心です。


Paris_Bourgogne2.jpg
より大きな地図で ブルゴーニュ地方の小さな村 を表示

 下記ウィンドウのをクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局TF1で2012年9月18日に放送)(▸をクリックしても該当の映像が出てこない場合や、直接TF1のサイトでご覧になりたい方は→こちら



 サント=マドレーヌ大聖堂のアシメトリーなファサード。丘の上にある村のシンボルです。


 正午を30分ほど回った頃、中に入ると聖歌隊の歌声が聞こえてきました。


 内部は、思わずため息がでるほどの美しさ。


 薄暗くなにがなにやら分からない他の教会とは異なり、窓から入り込む光のおかげで、明るく清楚で、ちょっとおしゃれな内部がよく見渡せます。


 ゴシックの萌芽をうかがわせるロマネスクの教会は、マリアさまをお祀りするのにふさわしい建物ですね。


 建てられたのは12世紀。1840年に国の文化財の指定を受け、くずれかけているところを、建築家ヴィオレ=ル=デュクによって再建されました。


 夏至の日の正午には、南の窓から入った太陽の光が中央広間(十字架に例えると交差部分)を照らし出すそうです。


 そして、茶色と白の石が作り出すリズミカルな天井のアーチは見学者の目をとらえます。


 ヴェズレーを訪れる観光客は年間100万人にものぼります。


 因にこの丘で暮らしている人は250〜300人。


 その皆さんがよく集まるのがビストロ風のカフェ&バーLe Vézelien。


 「来ているのは顔見知りばかりですよ。良い時も悪い時も皆一緒です。家族以上の存在かもしれません」とワイン農家の女性。


 ニコルさん夫妻がこのお店を引き継いだのは今から33年前のこと。そのころから村のバーとして繁盛していたそうです。


 この村で生まれたカトリーヌさんのご自宅には、雨水をためておく施設が今でも残っています。


 ヴェズレーには湧き水がなかったため、こうして雨水をためて利用していたそうです。


 屋根に降った雨水が石の間を通ってここに溜まる仕組みになっています。


 たまった水は飲料水に使ったり、ほかの人に売ったりしていたそうです。


 興味のある方は以前の記事を


 →祈りの旅 その2

 →サンティアゴ・デ・コンポステラ その3



 ヴェズレーには一度だけ行きましたが、真冬だったせいか年間100万人もの観光客がやって来るとは思えないくらい閑散としていました。しかも大聖堂へと続く通りは強風が吹き荒れおりました。


 春か夏に行けば、また違った村の顔が見られるようです。



 

 

******** フランス人のつぶやき *******

 


 

「今日、ベッドに入って寝ようとした頃になって、ズポンのポケットからゴミを捨てようとして、車のキーも一緒にゴミ箱に捨ててしまったような気がして来た。あわてて夜の11時に土砂降りの雨の中を外のゴミ箱まで調べ上げたあげく、部屋に戻って来ると、キーは居間のテーブルに置いてあった」

 

VDM (Vie de merde)より



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コメント 6

yuzuhane

ステンドグラスや派手な装飾のないロマネスクの教会の内部は抑えた美しさに満ちていますね。天井のアーチも素晴らしいです。巡礼地べズレーは水も必要性が高かったのでしょうね。湧水がない場所での工夫が今も残っているんですね。ここはフランスの行きたいところリストの一つですが、画像を拝見するたびにその場所が増えて困ります。
by yuzuhane (2012-09-24 20:58) 

carotte

yuzuhaneさん
すごくシンプルなのにきちんとした装飾が施されていて素晴らしい建物ですね。私ももう一度行ってゆっくりあちこち詳細を再確認してみたいです。ただ、ちょっと不便なところにあるんですよね。車かタクシーがツアーに参加しまうか......。ガイド付きで回ったら新しい発見があるかもしれません。
by carotte (2012-09-25 11:52) 

orange

ちょっと時間ができたので映像を拝見しました。
これだけの高さがあるロマネスクは珍しいですね。
もうほとんどゴシックとも言えるほどの”スラット”感があります。
坂道のカフェ。いいですね。町の至る所に”あっ!ここ撮りたい”という場所を発見しました^^
by orange (2012-09-26 10:36) 

carotte

orangeさん
何度も映像に登場した身廊(中央広間)と内陣のあたりは完璧にゴシックですよね。ゴシックのまっすぐに上へと伸びる感じとロマネスクのシンプルで優雅な感じが入り交じっていて面白い建物です。

by carotte (2012-09-27 13:21) 

opas10

大聖堂は、ロマネスクとゴシックが混在しているんですね。ゴシックならではのフライングパッドレスやリヴボールト天井もありますが、室内のアーチは紛れもないロマネスク。ちょうど様式が移行する時期だったのでしょう、非常に興味深いです。
by opas10 (2012-09-30 12:06) 

carotte

opas10さん
面白い建物です。それに美しい!入り口がちょっと変わった造りになっていてレリーフの傑作が見られます。行ったのがだいぶ前のことでちょっとうろ覚えですが、ロマネスクとゴシックが上手い具合に融合した教会でした。
by carotte (2012-09-30 21:43) 

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