ツリーの準備 [アルザス地方]
10月ももう後一日で終わり。いよいよ年末が近づいてきます。
今週月曜日、クリスマスの市で知られるストラスブールのクレベール広場には、ツリー用の大きなもみの木が設置されました。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧下さい。(フランスのTV局France 3で2012年10月29日に放送)
高さ30メートル、重さ8トン。
ストラスブールから30〜40キロほどのところにある山の中から切り出されたもみの木です。
形を整え、運搬用のトレイラーに固定するまで8日もかかりました。
最後の設置作業は最新の注意を払って行われます。
幹には、なにやらVincent D.の文字が……。
この木にのぼって作業した方が記念に自分の名前を彫ったそうです。
クレーンで垂直に持ち上げられたもみの木が無事広場に立てられました。
飾り付けには3週間かかるそうです。2台のクレーン車と作業員10人ほどで完成させます。
オーナメントは100種類あまり、電飾は25〜30セット。
また、ツリーの足下にも装飾がほどこされるそうです。こちらは、準備に8日間、設置に5日間かかります。
準備にあたるのは画家、庭師、花屋さんなど。
映像の最後に登場した女性がツリーの装飾の責任者。もう20年も前から担当しているそうです。
今年のテーマは、月の光。いったいどんなツリーに仕上がるのでしょう。
因に、クリスマスの市が始まるのは11月24日土曜日だそうです。
******** フランス人のつぶやき *******
「今日、ストライキで電車は本数を減らして運転していた。ラッシュアワーでぎゅうぎゅう詰めの車両に、クリスマスのもみの木を持って乗込んで来た奴がいた。勘弁してくれ!」
VDM (Vie de merde)より
ヨーロッパの本場のクリスマスマーケットを見たいと思いながら、なかなか実現しません。そのうち・・・・・
by rabbit (2012-10-30 20:08)
ツリーの大変さを初めて知りました!
なんかすごいですね。
by kazenotomo (2012-10-31 00:28)
rabbitさん
私も本場のクリスマスマーケットはまだ行ったことがないので、機会があれば見てみたいなと思っています。特にストラスブールは数百年前から続いている由緒あるマーケットなのできっと面白いと思いますよ。
by carotte (2012-10-31 13:30)
kazenotomoさん
30メートルの8トン、巨大ですねえ〜。
山から切り出して町まで運んでくるのも大変です。
by carotte (2012-10-31 13:32)
それだけの人手や期間が必要な設置やデコレーションには、大変な費用がかかりそうですね。お金はどこから出ているんだろう、と非常に下世話なことを心配してしまいました(笑)
by opas10 (2012-11-04 11:25)
opas10さん
出来上がったものを見ているだけだと、これだけ大変だというのにはあまり気がつかないですね。これだけの材料と人を使って作り上げるんですから、相当かかっていそうです。数千万でしょうか?
by carotte (2012-11-05 10:41)